瀬戸大也の妻・馬淵優佳さんが自身への誹謗中傷に苦言「国籍やルーツを批判する人がいる」

馬淵優佳さん

東京五輪・競泳日本代表の瀬戸大也の妻で飛び込み元日本代表の馬淵優佳さん(26)が1日、「サンデー・ジャポン」(TBS系)に出演し、自身への誹謗中傷に苦言を呈した。

この日、同番組では東京五輪を特集。その中で選手への誹謗中傷が問題になっていることを取り上げた。

昨年女性問題を起こし、今大会メダルなしに終わった瀬戸にも、ネット上では心ないコメントの雨アラレとなっている。

馬淵さんは「元アスリートとして言わせていただきますね」と切り出した上で「オリンピックに出られるだけで本当にすごいこと。どれだけ努力しても出られない人はたくさんいる。手を抜くとか、いい加減な気持ちで出ることはありえない」と吐露。

その上で「テレビを見ていて周りの人といろいろ話すのは自由ですけど、選手に直接言葉を伝える時は気を付けなければならないと思う」と指摘した。

馬淵さん自身、誹謗中傷に遭った経験があるという。

「一番気になるのは国籍やルーツに対して批判する人。私の両親は中国人で、(日本に)帰化し、私は日本で生まれ育ったんですけど、『中国人だから気が強い』とか『中国に帰れ』と言われる。両親のことを言われているようでイヤな気持ちになる」と明かした。

そして、現代が多様性を重視していることに触れ「いろいろな国やルーツを持っている人に寛容でないと国際社会から置いていかれると思う」と強調。「学校でもSNSの授業とか小さいころからの教育が大事」と訴えた。

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