【東京五輪】プレーブック違反で6人の資格剥奪 武藤事務総長「ルール順守のご協力を求めていく」

武藤敏郎事務総長

東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長が1日、定例会見で新型コロナウイルス対策の「プレーブック(規則集)」違反者数を明らかにした。

内訳は、厳重注意が10人、厳重注意の上で誓約書提出が4人、大会参加資格一時停止が8人、剥奪が6人となった。剥奪者は大会前に麻薬取締法違反で逮捕された米英の電気技師(アグレコ社)4人と、試合後に選手村を抜け出して東京タワーを観光した柔道男子ジョージア代表2選手だった。武藤事務総長は「これらの違反は、ルールを順守している大会関係者の評判にも影響を及ぼす、大変残念なこと。対処の度に迅速に全ての関係各所へ伝えており、ルールを順守のご協力を求めていく」と語った。

また武藤事務総長は30日夜に複数の外国人選手が飲酒して騒ぎ、大会関係者とトラブルになり、警察官が駆けつけたと報じられた件について「飲酒の件は把握している。状況を調査しており、それを踏まえて適切に対応したい」。現在調査中であるとした。

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