発売まで秒読みとなったトヨタ 新型ランドクルーザー300。すでに展開されるグレードに関しては、ディーラーからの情報を元に紹介しているが、GX、VX、AX、ZXの大きく4グレードとなる。そして最上級グレードとして走行性能を強化したGRスポーツがラインアップされる。今回注目したいのはノーマルモデルの最上級グレードZXの内装である。とくに後席の快適性が素晴らしいのだった。
発売前にもかかわらず、すでに予約台数は4万台超
まもなく発売される見込みのトヨタ 新型ランドクルーザー300。正式発表前ではあるが、都内近郊のトヨタディーラーによればすでに4万台近い注文が入っており、納車まで最長で数年かかってしまうという。それほど大注目のモデルなのだ。
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最上級グレードZXには12.3インチモニターが備わる
新型ランドクルーザー300に用意されるグレードの中で、現行モデルに引き続き人気を博しているのは最上級モデルのZXだ。
こちらは内外装デザインが他のグレードとは異なる見込みである。車内中央にはハリアーで好評を博している12.3インチのディスプレイオーディオが標準装備となる。スマホ連携機能を強化しており、Apple CarPlayやAndroid Autoといった機能も装備される。
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後席に注目! ベンチレーション機能やUSBポートが備わる
ここまでは既報の通りであるが、注目したいのは後席の快適性である。現行ランドクルーザー200にもメーカーオプションとして用意されている、リアエンターテインメントがラインアップされるのだ。
具体的には運転席と助手席のヘッドレスト部分にモニターが備わるモノ。フロントのディスプレイオーディオと同様の映像、またはテレビやラジオなど異なるコンテンツが楽しめるのだ。
そしてセンターコンソール裏に取り付けられた操作パネルには、エアコンやオーディオの操作が可能となる。もちろんオーディオに関しては別途リモコンでの操作もできる仕様となる見込みだ。
USBポートなど快適機能が強化
現行ランドクルーザー200にも同様の操作パネルが備わっていたが、新型ランドクルーザー300はかなり進化しているのだ。
すでに発表されている海外モデルの写真を参考にいえば、シートヒータはもちろんのこと夏場に嬉しいベンチレーション機能も装備される。加えて充電速度の早い2.1AのUSBポートが2つ備わるのだった。
アームレストに便利機能が! 後席からでも保冷庫が使える仕様に
細かい話ではあるが、アームレストの開閉方式も進化している。運転席/助手席からの開閉はもちろんのこと、後席からの開閉操作も行える見込みだ。おそらく新型ランドクルーザー300も歴代モデル同様に、センターコンソール内に保冷庫を装備する見込みで、飲み物などの取り出しを後席からできるようになるのだった。
まもなくの販売となる見込みのトヨタ 新型ランドクルーザー300。デザインや走行性能などといった部分にフォーカスされがちだが、今回紹介したように快適性も大幅に向上しているのだった。
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】