福井県坂井市でひとりでゆったりモーニング。『ポルタの喫茶室 by PORTA WORKS 392』

2021年7月に坂井市三国にオープンした『ポルタの喫茶室』で、モーニングメニュー、カフェメニューを堪能してきました!
おひとりさまを楽しむゆったりくつろげる空間をご紹介していきます。

店内は、おひとりさま向けのゆったりとした雰囲気の空間。

ヒノキを基調とした壁はシックな色調で、実際に手で壁塗りをされたんだとか。
ほかにもこだわりの家具やグリーンが並び、気持ちの良い光が差し込んでいます。

カフェを利用しながら作業をするのはもちろん、店内に設置している本や雑誌をじっくり楽しむこともできます。

壁際のおひとりさま席

ポルタの喫茶室を運営するのは、優しい雰囲気漂う木部さんご夫婦。
「地元愛はもちろんあるけれど、この土地に、もっと外からの人も加わって面白い大人が増えたらいいなぁと。」

自分で何か面白いことをしたり、楽しい場所を作る大人が増えたり、そしてその姿を見て育つ子供が増えてほしいという思いもあり、
元々三国出身のお二人がUターンしてお店をオープンすることになったそうです。

それでは早速、ポルタの喫茶室の魅力についてご紹介していきます。

朝の7:30からゆったり食べられる、ポルタのモーニング

ポルタでまず見逃せないのが、朝の7時半から11時まで食べられるモーニング。
そもそもモーニング自体やっているカフェが案外少なかったりするので貴重な存在ですよね。

店長の一気さんが珈琲を淹れ、フードを愛莉さんが担当しています。

ポルタのモーニングは、自家製トーストのモーニングか、日替わりカスクートの2種類のメニューから選べます。
コーヒー店長が入れるスペシャリティコーヒーのセットがついて650円。

トースト大好きな私は、すかさず自家製トーストのハニーバターを注文しました。
(+50円でオレグラッセに変更してもらいました!)

カフェで食べられるモーニングの特別感たるや。
トーストの分厚さと美味しそうな焼き目に「わ〜〜!」と、思わず声が漏れてしまいました。

また、分厚い手作りトーストは毎日丁寧に仕込まれているとのこと。
トースト自体は甘すぎずシンプルな味わいで、舌に変な甘さが残ることもなく、するすると入ります。

なんといっても、外はカリッと食感がよく、じゅわっと滲み出るバターの塩加減とハニーの甘さの組み合わせが最高……。
フルーティーかつあっさりとした味わいのコーヒーとの相性も抜群です。

ランチメニューは4種類から選べる!昔ながらのメニューでうきうき。

ちょっと作業をしたり、本を読んだりしていると、あっという間にお昼ごはんの時間になっていました。
少し小腹がすいてきたので、ランチメニューをチェック。

ポルタのランチは11:00〜14:00まで利用ができ、

①ピザトーストorクロックムッシュ
②喫茶店のナポリタン
③珈琲屋のライスカレー
④日替わりスープとパンランチ
(スペシャリティコーヒー付きで全て1000円)

の4種類から選べます。
どれもこれも、昔ながらの喫茶店のようなメニューでわくわく。

悩んだ末にライスカレーのランチを注文。
いつもはキーマカレーが多いそうですが、今日はバターチキンカレーでした。

カレーに合いそうだと思い、ドリンクは+50円で自家製ジンジャエールに変更。

口に入れた瞬間からすぐに押し寄せる旨み……。
お肉はほろほろとしていて、味付けは、ヨーグルトのまろやかさがありながらも、しっかりとスパイシー。
早く次の一口が食べたくて、少し汗ばみながら食べ進めます。

また、カレーの相方を自家製ジンジャエールにして大正解!
新生姜とスパイスの効いた、甘すぎずすっきりとした味わいのジンジャエールが、口の中をスッキリさせれくれます。
これはもう、カレーを口に運ぶ手が止まりません。

ポルタのフードは、ソースや具材など、加工品や既製品をなるべく使用せず、手作りのもので作ることを心がけているそうで、仕込みにもかなり時間をかけているそうです。
丹精と丁寧さがぎゅっと凝縮されたような一品でした。

ポルタのコーヒーは、いつもちょっとずつ姿を変える?

14:00以降はカフェ利用ができ、店長特製のコーヒーと一緒にバナナケーキやプリンなどのデザートを味わいながら、
ゆったりとした昼下がりの時間を楽しむことができます。

コーヒーはテイクアウトもできるので、急いでいる方でも大丈夫

モーニングのときにも感じていましたが、ポルタのコーヒーは香りがよく、すっきりと飲みやすいのが特徴です。
というのも、基本的にフルーティーな味わいのものしか扱っていないとのこと。

コーヒーの味といえば、どうしても苦味と酸味のバランスに意識が行きがちですが、
ポルタでは、「コーヒーと一口に言っても色々な味があることを知ってほしい」という思いがあるそうです。

また、あえてブレンドを置かないことで、お客さんが毎回違う味に挑戦できるようなメニュー構成にしているそうで、
「既成概念にとらわれず、新しい味わいを常に楽しんでほしい」という気持ちが現れています。

フード・ドリンクとともに空間も愉しんで。

ポルタで自由気ままに過ごしていると、あっという間に時間が過ぎていて自分でも驚きました。
他のお客さんも一人ひとりが自分の世界に没頭していて、その雰囲気もまた心地良いのです。

『porta』が入口、扉であるように
何か始まったり、きっかけになるような場所であって欲しい。
ひとりひとりが自分と向き合いながら
好きなこと、やりたいことに
浸って充実した時間を過ごせるように。
1人ではあるけれど、
“独り”にはならないように。

ゆるやかに店内で繋がるような空気感と、それぞれがゆったりと何かに没頭できるような空間作り。
ポルタのコンセプト通りの時間を過ごすことができ、久しぶりに「ご自愛」した気持ちになりました。

なお、ポルタでは、愛莉さん手作りの革雑貨の販売もあります。
ベビーシューズや財布、ブックカバーなど、丁寧な手仕事を感じてもらえる素敵なアイテムばかりです。
オーダーも受け付けているそうなので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

少しくたびれて、一人でゆっくりと過ごしたいとき、何も考えずにここに足を運べば、きっと心もほどけるはず。
すっきりとした帰り道は、三国の海を眺めながら車を走らせてもいいかもしれませんね。

店舗情報などは以下でご紹介しています。

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