深夜92デシベル 普天間で連日の夜間飛行「目が覚めた」

 【宜野湾】米軍普天間飛行場で28、29の両日、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイやCH53E大型輸送ヘリコプターが、航空機騒音規制措置(騒音防止協定)の時間外である午後10時を超えて夜間飛行したのが確認された。

 県と宜野湾市の騒音測定によると、29日午後10時47分、上大謝名地域で最大92.6デシベルの騒音が発生した。90デシベルは騒々しい工場内の音に相当する。

 28日は午後10時29分、同地域で88.2デシベルが記録された。市の基地被害110番には同日午後10時47分、志真志に住む市民から「目が覚めた。いい加減にしてほしい」と苦情があった。市は翌29日、苦情を沖縄防衛局と米軍にメールで送り、市民生活への配慮を申し入れた。▼外来機F35ステルス戦闘機が普天間に飛来するのはなぜか?
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