内間(6年)、上里(5年)、山城(4年)V わんぱく相撲第3回全島大会

 わんぱく相撲の第3回沖縄全島大会が31日、ANAどすこいパーク浦添で行われ男子6年生の部で内間悠天(伊江西クラブ)、5年生は上里佑人(奥武山クラブ)、4年生は山城真優(伊江西クラブ)が優勝した。女子6年生は山城絆南(てだこクラブ)、4年生は幸地双葉(同)のみの出場で、認定優勝となった。男女4~6年生の優勝者は秋に開催予定の全国大会に県代表として派遣される。

内間圧勝(伊江西) 全て10秒内
 勝負は立ち合いの5秒間と心掛けていた。男子6年生の部で栄冠を手にした内間悠天(伊江西)は3戦すべてを10秒以内に寄り切って、圧倒的な強さで全国出場を決めた。172センチ、107キロの体格を存分に生かし「まわしを取ったら誰にも負けない」。今大会は理想とする取組ができたようで「一度止まると後が苦しくなるので、立ち合いからまわしを取りに行き(相手を)押していった」と勝因を分析する。
 リーグ最終戦は懐に入られても意に介さず。脇をがっちりと締めてまわしは取らせない。押し込んでからまわしをつかむとそのまま土俵際へ押しやり、寄り切って白星を挙げた。
 昨年はコロナ禍で中止され、2年ぶりに開催される全国大会の切符を手にした。4年生で初出場した前回の全国大会は3回戦で敗退し「全国は強い人がたくさんいた」と振り返る。全国で優勝争いに食い込むため、大人との稽古に日々励んできた。「全国では立ち合いの2秒が勝負。試合数が多いから一気に決着を付けた方が体力も温存できる」と目線はすでに全国大会へと向かっている。
 (上江洲真梨子)

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