会社員転身の元SKE・竹内彩姫さん「まさか自分がオリンピック選手とこんな形で関わるとは」

ゼスト社員の竹内彩姫さん

アイドルから会社員へ――。元SKE48のメンバーだった竹内彩姫さん(21)が第2の人生をスタートさせた。

竹内さんは5月にSKE48を卒業し、6月にアイドル時代の所属事務所だった株式会社ゼストに入社。東京にある本社で研修を受けた後、7月から名古屋のメディアリレーションズ&キャスティング部に配属された。すでに東京、名古屋の取引先やメディア、広告代理店など40社以上を回り、SKE48や5人組ロックバンド「Novelbright」、元乃木坂46の若月佑美(27)、AKB48の小栗有以(19)ら所属タレントのプロモーション、PR活動などを行っている。

ゼストはタレントだけではなくスポーツ選手のマネジメントも積極的に行っており、サッカーの遠藤航(28)、ハンドボールの土井レミイ杏利(31)と東京五輪に出場しているアスリートも所属している。テレビ局が土井の実家を取材に訪れた際には、竹内さんも同行。「まさか自分がオリンピックに出場する選手の方とこんな形で関わることになるとは思いませんでした。遠藤選手にも土井選手にも、そしてすべてのアスリートの方たちに頑張ってもらいたいです」とエールを送る。

7月11日に大阪城ホールで行われた「Novelbright」のワンマンライブにも、裏方として参加した。インディーズ時代の2019年12月に大阪城公園で路上卒業ライブを行った同バンドは、それから2年も経たないうちに目標だった大阪城ホールでのライブを成功。「5年以内にドームツアーをやります」とコンサートで新たな目標を宣言した。所属タレントが夢をかなえていく姿に感動したという竹内さんは「(Novelbrightが)ドームツアーをやるときには、自分ももっと成長してお手伝いがしたい」と思ったという。

「SKE48はもちろんゼストに所属している全てのタレントの皆さんにどんどん大きなステージに立ってもらいたい。所属タレントみんなでドームコンサートなんてできたらいいですよね。そのために自分ももっともっと成長して頑張りたいです」。舞台に立つ側からサポートする側へ。新たな夢に向かって歩き始めた。

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