女子プロレス「スターダム」1日横浜武道館大会でシングルリーグ戦「5★STAR GP 2021」レッドスターズ公式戦が行われ、岩谷麻優(28)がジュリア(27)との優勝候補対決を制し、リーグ戦初勝利を挙げた。
前日の開幕戦(横浜)で渡辺桃に敗れて黒星発進となっていた岩谷が、執念で連敗を逃れた。ムーンサルトプレスをキャッチされると、三角絞めからビアンカに移行され窮地に。さらにグロリアスドライバーを浴びるなど猛攻にさらされた。
それでも2発目を切り返すと、ツームストーンパイルドライバーで反撃を開始。ムーンサルトプレスからドラゴンープレックスを決め、バズソーキック、トラースキックで畳みかける。最後は二段階式ドラゴンスープレックスホールドで激闘に終止符を打った。
強敵との天王山をモノにして連敗発進を阻止。大きな価値を持つ1勝を岩谷は「昨日は桃のとんでもない技に負けてしまって、2連戦、桃とジュリア、ホントに追いやられた。20分1本勝負でよかったです。(以前のリーグ戦で採用されていた)15分だったら全試合ドローになってしまう可能性が高かったので。自分は長期戦のほうが得意なので」と振り返った。
「追いやられて追いやられて、立ち上がるのが岩谷麻優なので。ボロボロ、ズタズタにしてくれてありがとうです。本領発揮できました。また必ず優勝して、アイツの持つベルトに挑戦します。そして岩谷麻優の時代、自分の手で切り開きたいと思います」と誓ったスターダムのアイコンが、復権のためにリーグ戦制覇を狙う。