橋下徹氏 “五輪は国家間競争でない” に持論「僕は日の丸背負ったのが宝」「否定もよくない」

橋下徹氏

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が1日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に生出演。東京五輪の日本選手の躍進についてコメントした。

今大会では「オリンピック競技大会は、個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争ではない」との五輪憲章の規定が注目され、国別メダル獲得ランキングが報じられていることに疑問の声も出ている。

橋下氏は「今の時代、学者さんやコメンテーターが『選手たちに日の丸を背負わすのはよくない』と、『あくまで個人の競技なんだ』『国家を背負わすな』っていう声も高まってきてます」と指摘。その上で「僕30年前にラグビーやってて、日本代表候補になったときには、日本を背負って立つというのがものすごい自分にとってプラスだったし、それがすごい宝だった」と経験談を語った。

続けて「もちろん僕らが選手に日の丸を背負わすのを強要するのは良くない。そのことで精神的に追い込むのは良くない」としたうえで「選手たちがもし日の丸というものを誇りに思って、国家を背負って立つということが自分の人生にとってプラスになるという風に思うんだったら、それを否定するのもよくないと思う」と持論を述べた。

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