【レスリング】文田健一郎が決勝進出 メダル確定「忍先輩に金メダル見せつけたい!」

決勝進出を決め、銀メダル以上が確定した文田(ロイター)

レスリング男子グレコローマン60キロ級準決勝で、文田健一郎(25=ミキハウス)がテミロフ(ウクライナ)を5―1で下し、2日の決勝に進出。銀メダル以上を確定させた。

第2ピリオド、1―1の場面で相手のバックを取り2点をゲット。続けてローリングで返し得点を追加した。

1952年ヘルシンキ大会から続く男子五輪メダルの歴史をつなぎ、「近年、女子が活躍しているが、男子もメダルの歴史をつないでいる。自分もという思いはあった」と話した文田。前回2016年リオデジャネイロ五輪は、同門の先輩で現在は総合格闘家の太田忍(27)の練習パートナーとして、現地に滞在。銀メダルを獲得した太田の決勝を目の前で見た。「5年前、『越したい、ああなりたい』とすごく思った。優勝して、忍先輩にメダルを見せつけたいです。明日も応援よろしくお願いします!」と、ライバルとして自分を高めてくれた〝先輩超え〟をニッコリ笑顔で宣言。世界の頂点まであと1勝だ。

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