プロレス流の大技が爆発した!? レスリングの男子グレコローマンスタイル60キロ級で初出場の文田健一郎(25=ミキハウス)は準決勝を勝ち銀メダル以上を確定させたが、決勝(2日)の相手はなかなか手ごわそうだ。
ルイスアルベルト・オルタサンチェス(26=キューバ)は準決勝で2018年世界選手権2位の強敵シオバヌ(モルドバ)を相手に見事な大技を披露。飛び込んでがぶり返しを狙った相手を高く持ち上げると、そのまま体を入れ替えて背中から豪快にマットにたたきつけた。
まるでプロレスの名レスラー、スコット・ノートンらが使い手だった大技「パワースラム」のような一撃。これでテクニカルフォール勝ちを決めた。
オルタサンチェスは18年世界選手権16位で今大会もノーシードの伏兵。しかし、この日の試合ぶりを見る限り、文田には厄介な相手となりそうだ。