<レスリング>【出場選手の声】皆川博恵、文田健一郎(準決勝終了時)

 

(2021年8月1日、千葉・幕張メッセ)


 ■男子グレコロマン60kg級・文田健一郎(ミキハウス=決勝進出を決めて)「決勝はキューバ選手が相手。(太田)忍先輩が5年前にやったキューバ選手とは違いますが、同じように強い選手なので、自分の形を貫いて、手堅く勝つ試合をやりたい。初めて闘う相手なので、新鮮な気持ちです。(今夜は)相手の大技だけを確認し、ほどほどに研究して臨みます。勝つことが大前提で、投げ技はその手段。目的と手段をしっかり使い分けていきたい。

提供=UWW(撮影:Kadir Caliskan)

 (この日の3試合は投げが出なかったが)ずっと狙っていました。相手が警戒しているので、なかなかかからない。でも、投げを狙うという姿勢は変えずにやりたい。

 オリンピックという舞台に押しつぶされることもなく、楽しんで、オリンピックを全身で感じています。(無観客だが)テレビの前で応援してくれる人が多くいて、メッセージもたくさんもらいます。オリンピックってすごいな、と実感することです。会場で見られない人に、テレビを通じて自分を伝えたいと思っています。

 (準決勝前に太田忍が激励に来てくれ)刺激になります。「キューバ、怖いな」と言われました(笑)。先輩は銀メダルだったので、自分は金メダルを取って自慢したいと思います(大笑)。

 (日本男子のメダル獲得の伝統を継続して)実感しています。男子はずっとメダルを取り続けていて、その歴史を途絶えさせてはいけない、続けるんだ、という気持ちは持っていましたので」


 ■女子76kg級・皆川博恵(クリナップ=準決勝で惜敗)「(準決勝は)前半見てしまった、というか、相手が来るのを待ってしまった。明日の3位決定戦は、オリンピック最後の試合になるので、そういう悔いのないよう、全部を出し切ってメダルを取れるようにがんばりたいと思います」

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