伏兵・オルテガが1試合3本塁打 カブスはサヨナラ負け

【カブス5-6xナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

トレード・デッドラインで主力選手の大量放出を敢行したチーム同士の対戦は、カブスの1番打者ラファエル・オルテガが3本塁打を含む4打数4安打5打点の大活躍を見せれば、ナショナルズの4番打者ヤディエル・ヘルナンデスも2本塁打を含む5打数4安打3打点。ヘルナンデスのサヨナラ弾により、ナショナルズが6対5で勝利した。ナショナルズ4番手のカイル・フィネガンが今季4勝目(2敗)をマーク。カブス6番手のマニュエル・ロドリゲスはメジャー初黒星を喫した。

カブスの伏兵・オルテガがまさかの1試合3本塁打をマークした。現在30歳のオルテガはメジャー通算192試合で6本塁打の外野手。マイナー通算259盗塁という数字が示す通り、どちらかというと俊足と守備力を武器とするタイプの選手である。メジャーでは1試合2本塁打の経験すらなかったが、第1打席で4号先頭打者アーチを放つと、第2打席はライト前ヒット、第3打席は5号2ラン、第4打席は6号2ランで4打数4安打5打点の大活躍。チームの5安打中4安打を放ち、チームの全5得点を1人で叩き出した。

しかし、オルテガの大活躍がありながらもカブスは勝てなかった。8回表にオルテガの3本目のアーチで5対5の同点に追いついたが、9回裏にヘルナンデスがこの試合4本目のヒットかつ2本目のアーチとなる4号ソロを放ち、ナショナルズがサヨナラ勝ち。前日はセビー・ザバーラが3本塁打を放ったにもかかわらずホワイトソックスは敗れたが、1試合3本塁打を記録した選手のチームが2日連続で敗れるのはメジャー史上初の珍事だった。

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