【インタビュー】大原櫻子、学生から30代までひとりの女性を好演 「16年間を想像」 映画『犬部!』が公開

現役の獣医科大学生たちが捨て犬や捨て猫を救うために立ち上げ、実在したサークル「犬部」の活躍を描く映画『犬部!』が現在公開中だ。その公開を記念して、本作に出演したミュージシャン/俳優として活躍する大原櫻子に単独インタビューを実施した。劇中では元気いっぱいの大学時代から、さまざまな出来事を経て大人になった30代まで、佐備川よしみというキャラクターを好演している。話を聞いた。

―本作は動物たちとの撮影だったと思いますが、楽しかったことや大変だったことはありましたか?

ワンちゃんや猫ちゃんは次に何をするかわからないので、どうしても意図した動きにならなくて「撮れない!」となって、テイクを重ねたことは確かに大変でした(笑)。楽しかったことは、わたしは猫担当だったので、子猫ちゃんと一緒にお芝居をすることが多かったのですが、とにかくかわいい!終始、癒されていました。

―演じたよしみは元気な大学生で、卒業後は悲しいことがあり、ちょっと犬部と距離を置く研究員でした。同じ女性ではあるのですが、年月を経てタイプの違うキャラクターでしたね。

よしみの役は、ひとりの人間の成長が見えやすいキャラクターだと思うので、とても演じがいがありました。学生の時は犬部の中でも少ない女子部員であり、サークルを盛り上げようみたいな感覚で、元気いっぱいに演じていました。

16年後の大人になったよしみは30代ということで、わたしよりも年齢が上なのですが、学生の頃にはなかった責任感や、16年間の間にあった悔やむ出来事など、学生から大人になるまでに苦労をして肝が据わることがあったという想像をして演じました。若い時は明るいキャピキャピした感じでしたけど、大人になった後は凛としている女性らしさを意識しました。

―監督や製作の方から「こういう映画にしたい」みたいな、作品のコンセプトの共有はありましたか?

脚本をいただいた時点で受け手に非常に訴えかける大きなテーマを感じました。ただ、セリフの感じなどをみたら重たい感じだけではなく、見やすい笑えるシーンもあったので、脚本の段階で映画の色はつかめましたね。

―撮影中は猫とのシーンがあったわけですが、今回改めて知った猫の魅力は何でしょうか?

ひたすらかわいいなと思いました!もともと大好きなので、改めてかわいさを知ったし、猫のツンデレさはやっぱりキュンと来ますね(笑)。子猫は子猫でもちろんかわいいのですが、大人の猫は大人で、すごく穏やかな性格の猫ちゃんもいて。これまでは子猫がかわいいだったのですが、大人猫ちゃんもかわいいと改めて思いました。

―今回は猫担当でしたが、プライベートで実際に飼ってみたいのは?

そうですね。家族といつも言っているのが、トイプードルですね。いつか一緒に過ごしてみたいねって、いつも言っています。でも猫ちゃんも大好きで、本来であればどっちとも過ごしてみたいです。

―今回の作品ですが、観てくれる方に伝わるといいなと思うことは?

飼うということは本当に命を預かるということなのですが、ワンちゃんや猫ちゃんを飼うことは、人生の喜びが増えることだと思うんです。わたしも学生時代のシーンでは動物に触れている場面で、自然と笑顔になりました。その反面生きている命なので、その重みや、飼うというその責任感や大きさを感じていただければと思います。

■作品紹介■
映画『犬部!』
2021年7月22日から全国公開
監督:篠原哲雄
脚本:山田あかね
原案:片野ゆか
出演:林遣都、中川大志、大原櫻子、浅香航大、田辺桃子、安藤玉恵、田中麗奈、蛍雪次朗、岩松了
配給:KADOKAWA
(C) 2021『犬部!』製作委員会

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