あす3日(火)にかけても猛烈な暑さと不安定な天気続く 熱中症や天気の急変に注意を

2日(月)の全国の天気と予想最高気温

 きょう2日(月)も全国的に気温が高く、北日本や北陸を中心に35℃以上の猛暑日の所がありそうだ。また、東北から南の各地は大気の状態が不安定で、局地的に激しい雷雨のおそれがある。熱中症など健康管理や、天気の急な変化、落雷、突風に注意が必要だ。

うだるような暑さ

2日(月)午前11時時点の最高気温

 2日(月)は全国的に、朝から気温が高くなっている。富山市で午前9時前に33℃を上回り、新潟県で午前10時過ぎに35℃を超えた地点があるなど、日本海側を中心に厳しい暑さとなっている状況だ。午後はさらに気温が上がり、本州の内陸や日本海側は体温並みの暑さとなる所がある見込み。東北から沖縄にかけての21府県には、「熱中症警戒アラート」が発表されている。外出をなるべく避けて、エアコン等で涼しい環境に保たれた屋内で過ごすよう心がけたい。

午後は雨雲発達

2日(月)の夕方の天気分布予想

 2日(月)午後は、天気の急変にも注意が必要だ。関東や東海は熱帯低気圧に伴う湿った空気の影響で、早い所では昼過ぎから雨雲が広がる予想で、雷を伴い雨脚の強まる所がある見込み。東北や九州も、午後は山沿いを中心に雨雲が発達しやすく、夕方から局地的に雷を伴い激しい雷雨となる所がありそうだ。落雷に伴う停電、竜巻などの激しい突風に注意が必要で、場所によっては大雨となる可能性もある。

3日(火)も猛烈な暑さ

3日(火)の最高気温分布予想

 あす3日(火)も、日本海側を中心とした厳しい暑さや、大気の不安定な状態に大きな変化はなさそうだ。最高気温は東北南部や北陸をで36℃前後まで上がり、新潟県など場所によって一段と気温が高くなり、今年の全国最高気温(北海道江丹別の38.4℃)を更新する可能性がある。

 関東から西の各地は蒸し暑い状態が続くが、3日(火)も大気の状態が不安定で、日中は近畿を中心に雨や雷雨となる見込み。晴れ間が出る地域でも、急な雨や落雷には引き続き注意が必要だ。

水曜日以降の傾向

週間天気予報(天気と予想気温)

 今後も気温がかなり高いことが前提となるが、特に4日(水)と5日(木)は関東甲信の内陸や東海、北陸、西日本の日本海側で35℃以上の猛暑日となる見込み。また、北海道でも暑さが続き、札幌市は日中の気温が30℃以上の日が連続する予想だ。札幌は朝晩も気温が下がりにくく、最低気温は週末にかけて東京都心とさほど変わらないくらいで、寝苦しい状態からなかなか解放されない点にも注意が必要となる。

 また、日本付近では高気圧が弱いため、週末にかけても湿った空気が流れ込みやすい予想となっている。空気がまとわりつくような蒸し暑さと、常に空模様を気にしながら過ごす状態は、この後もしばらく続きそうだ。

(気象予報士・高橋和也)

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