競泳日本代表の平井伯昌ヘッドコーチがSNSでの誹謗中傷問題に持論

平井伯昌ヘッドコーチ(左)と大橋悠依

競泳日本代表の平井伯昌ヘッドコーチ(58)が2日、今大会でアスリートを苦しめているSNS上での誹謗中傷の問題に対して言及した。

この日、女子個人メドレー2冠の大橋悠依(25=イトマン東進)や200メートルバタフライ銀メダルの本多灯(19=アリーナつきみ野)とともに会見に出席し「チームの目標として複数の金メダルを達成できたことに関しては安心している。だが全員決勝進出というもう一つの目標は遠いものとなった。安心と反省の両方の気持ち」と瀬戸大也(TEAM DAIYA)らメダル候補の選手が本来の力を発揮できず終わったことに渋い表情を浮かべた。

一方、話題は今大会で深刻化しているSNS上でのアスリートに対する誹謗中傷に及び、その見解を問われると「競泳チームでは今のところ聞いていないが、我々が戦っているのは目の前の現実。インターネットやSNSの世界に神経を使いすぎると、普通の書き込みであっても過敏に反応してしまうケースも出てきてしまう。アスリートに限らず目の前の事に目を向けて進んでいく姿勢が必要なのではないか」と持論を提示していた。

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