綾瀬はるかの「『戦争』を聞く」特別企画を今年も放送。「平和を願う思いはより強くなっています」

TBS系では、綾瀬はるかが戦争体験者の話に耳を傾ける「特別企画 綾瀬はるか『戦争』を聞く」を、「NEWS23」(月~木曜午後11:00、金曜午後11:30)内で、8月6・11・12日の3回にわたり放送する。

2005年の特別番組「ヒロシマ」をきっかけに、10年から毎年「NEWS23」の特別企画として戦争体験者と対話をしていきた綾瀬が、今年は二つのテーマを取材する。

6日は、自身の出身地である広島を2年ぶりに訪問。新型コロナウイルスの影響で直接会って戦争体験を伝えることが難しくなった今、広島の被爆者たちはどのように自身の体験を海外に、そして若者たちに伝えようとしているのだろうか。

世界的な新型コロナウイルスの感染拡大により訪れる人が激減した平和記念公園で、英語で発信を続ける被爆者の女性と対面。80歳を過ぎた今も英語で戦争体験の発信を続ける被爆者の女性が、綾瀬に「伝えること」そして「戦争の悲惨さを知り、想像し、語り合うこと」の大切さを語る。

11日は、真珠湾攻撃から80年を迎える今年、攻撃に参加した103歳の元日本兵に綾瀬が話を聞く。1941(昭和16)年12月8日未明。日本はアメリカ・ハワイのオアフ島にある真珠湾を攻撃。太平洋戦争が始まった。アメリカを攻撃するとは知らずに繰り返した極秘の訓練。「私の死に場所はここだ。ありがたい」そう思って向かった真珠湾。攻撃で死亡したアメリカ人は約2400人。当時を振り返って今、男性が思うこと、それは「軍艦を攻撃することだけを考えていたが、そこにいるのは人間だった」。20代の若者だった青年兵士の心に深く刻み込まれた80年前の“戦争の記憶”を語る。

さらに、12日は、10年に真珠湾攻撃で婚約者を失った女性とハワイを訪れ現地を取材した綾瀬と、今年、97歳となった女性が登場し、婚約者への思い、戦争への怒りと悲しみを孫、そしてひ孫と共に振り返る。「真珠湾を攻撃したひいおばあちゃんの婚約者は、私と同じ世代だった」…多くの若者が戦争で死んだ事実を自らに置き換えるひ孫。次の世代に戦争の記憶が引き継がれていくさまを綾瀬が聞いた。

綾瀬は「今年も戦争、原爆を経験された方々の貴重なお話をお聞きすることができました。私自身、経験者の皆さまのインタビューを続けていく中で、平和を願う思いはより強くなっています。この夏、多くの視聴者の皆さまにもぜひお聞きいただきたいです。よろしくお願いします」とメッセージを寄せている。

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