【バドミントン】男子ダブルス銀メダルの中国ペアを本国ファンが攻撃「今年最も屈辱的なゲーム」

銀メダルを獲得した李俊慧、劉雨辰組(ロイター)

東京五輪のバドミントン男子ダブルスで李洋、王斉麟組(台湾)が、台湾勢として初のバドミントン金メダルに輝いたが、敗者である李俊慧、劉雨辰組(中国)が容赦ない批判にさらされている。

中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」には「試合に格闘精神がなかった」「今年最も屈辱的なゲーム」「どうしてそんなにひどいプレーができるのか?」「このオリンピックで最も醜いバドミントン試合だった」などが大半を占めるという。擁護の声はゼロではないが、中には「台湾は中国だから中国の勝利だ」との主張もあった。また李俊慧は微博で敗戦を謝罪し、「偉大な祖国に感謝します」とした上で「チャイニーズタイペイチームにおめでとう」と勝者をたたえたが、これがさらなる批判を浴びてしまい、投稿を削除した。

一方の台湾ではお祝いムード一色。蔡英文総統は自身のフェイスブックに「うれしさのあまり我慢できずに東京に電話をかけてきた」と投稿。〝直電〟で台湾ペアを祝福した様子は、台湾メディアで大々的に報じられた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社