キャンプでコーヒーを楽しもう!抽出方法やおすすめ道具をピックアップ

キャンプで至福のコーヒータイムを

日ごろの喧騒から解き放たれて、ゆっくり自然を感じたい。そんなとき、「キャンプが心の癒しになる」という人もいるのではないでしょうか。
また、キャンプに行ったことはないけれど、「美味しい空気をたっぷり吸ってみたい」と興味がある人も多いかもしれません。

そんなキャンプの魅力のひとつに、至福のコーヒータイムが挙げられます。
自然に囲まれながらコーヒーを飲む時間を想像すると、ほっこりとした気持ちになりませんか?

その一方で、「どうやって用意したら良いの?」と疑問が思い浮かぶかもしれません。

この記事では、キャンプでコーヒーを用意する方法や道具について紹介します。
すでにキャンプに魅了されている人はもちろん、これから始めてみたいという人も、ぜひ参考にしてみてくださいね!

キャンプでコーヒーを用意する方法は?

キャンプでコーヒーを用意する方法はいくつかあり、この記事では4つの方法を紹介します。気軽に用意できるものから本格的なものまで、自分のスタイルに合ったものを選んでみてはいかがでしょうか。

1.インスタントコーヒー

コーヒーの粉を水やお湯で溶かすだけの、インスタントコーヒー。とても簡単に作れる上に、コーヒーの豆かすが出ないので後片付けの手間も省けます。これからキャンプに挑戦してみようという人は、まずはインスタントコーヒーから始めてみてはいかがでしょうか。インスタントコーヒーは瓶入りやスティックタイプなどがありますが、持ち運びにはスティックタイプが便利です。グループでキャンプに行くときにも、バリエーション豊かなスティックタイプのコーヒーが役立ちそうですね。

火を起こす予定がない場合は、お湯を入れた保温ポットを持参して現地で用意する方法もあります。その際はポットにカバーやタオルを巻いて、少しでもお湯の温度が落ちないように工夫しましょう。

2.ドリップバッグ

キャンプで気軽にコーヒーを用意する方法として、ドリップバッグもおすすめです。ドリッパーを使ったハンドドリップよりも道具が少なく済むので、持ち物の量を抑えやすいのがメリット。カップにドリップバッグをセットして、お湯を注ぐだけで美味しいコーヒーが楽しめます。

お湯は保温ポットに入れて持って行くか、ケトルを持参してお湯を沸かす方法などがあります。キャンプで使う火器には、持ち運びに便利なシングルバーナーやアウトドア用のカセットコンロなどがありますよ。

3.ドリップコーヒー

キャンプでも本格的にコーヒーを楽しみたいときは、ドリップコーヒーを抽出してみてはいかがでしょうか。インスタントコーヒーやドリップバッグと比べて少し手間がかかりますが、この工程も楽しみのひとつとなるかもしれませんよ。

【ドリップコーヒーを淹れる際に必要な道具】

  • ドリッパー(+ペーパーフィルター)
  • ケトル(直火OKのもの)
  • シングルバーナーなどの火器
  • コーヒーサーバー(1人分ならカップに直接注いでもOK!)
  • コーヒーミル(直前にコーヒー豆を挽きたい人のみ)
  • コーヒー豆(ミルを持参しない場合は中挽きの粉を用意する。計量しておくと便利!)

スケールやタイマーなど、家で抽出するなら他にも道具を使うかもしれませんが、荷物が多いと持ち運びが大変……。そのため、「これだけは!」というものだけを紹介しています。紹介している道具についても、せっかくキャンプ用に揃えるなら持ち運びの便利さを考慮してみると良いでしょう。ドリッパーなら軽いプラスチック製や、フィルター要らずの金属製、折りたたみができるタイプなどがおすすめです。

4.パーコレーター

最後に紹介するのは、パーコレーターを使った方法です。パーコレーターはコーヒーの抽出器具のひとつで、ケトルとバスケット、フタなどで構成されています。直接火にかけて抽出を行うパーコレーターは、キャンプで取り入れられることも多い抽出方法です。

【パーコレーターの抽出の仕組み・方法】

  • 1.ケトルからバスケットとフタを取り外し、水を入れて沸騰させる
  • 2.ケトルを一旦火からおろす
  • 3.バスケットに中挽き~粗挽きのコーヒーの粉を入れて、ケトルに戻す
  • 4.フタをして弱火にかける
  • 5.蒸気圧によって、バスケットに付属された細いパイプからお湯が上昇する
  • 6.上昇したお湯がバスケットのコーヒー粉を通る
  • 7.この循環を繰り返すことで抽出が行われ、中のお湯がコーヒーの色になっていく
  • 8.お好みの濃さに変われば完成

パーコレーターの仕組み上、抽出時間が長くなるとえぐみが出やすいこともあります。しかし、抽出に慣れてくると手軽な方法として、おうち使いにも便利です。サイズは少人数用~大人数用まで豊富にある上に、直火・IHの両方に対応したものもあるので、自宅で使うことも加味して選んでみてはいかがでしょうか。

まとめ

キャンプで楽しむコーヒーを用意する方法を4つお届けしました。パーコレーター以外の方法は、普段から用意し慣れているという人も多いのではないでしょうか。しかし、キャンプと自宅では、また違った味わいを楽しむことができるかもしれませんよ。

また、パーコレーターは聞き慣れない抽出器具かもしれませんが、手軽である上にバスケットを取り外せば湯沸かし用のケトルとしても役立ちます。ぜひ自分のスタイルに合った方法でコーヒーを淹れて、キャンプで至福のコーヒータイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。

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