【ソッカー(男子)】 最後までゴールが遠く、初戦で姿消す アミノバイタルカップ1回戦

アミノバイタルカップ初戦。慶大は前半から神大に押し込まれる展開が多く、68分に先制点を許してしまう。慶大は左サイドからゴールに迫るものの決定的な場面を作れず。格下相手に敗れ、初戦で姿を消した。

2021/07/11(日)10:45ko @会場非公開

【スコア】

慶應義塾大学 0ー1 神奈川大学

【得点者】

0-168分 藤田雄士(神奈川大学)

◇慶大出場選手

DF 酒井綜一朗(政4・慶應)
DF 谷本竜一(総4・FCトリプレッタユース)
DF小山内慎一郎(総4・青森山田)
DF荘司慈英(商1・慶應)	→47分 平田賢汰(法4・慶應)
MF山本献(商2・國學院久我山)→82分 山田大敬(総4・京都サンガF.C.U-18)
MF 山口紘生(商1・國學院久我山)
MF新津裕也(文4・上田)
MF茅野優希(政1・慶應)
M	F	田村祐二郎(環3・藤枝東)→47分 熊澤維吹(文2・國學院久我山)→76分 松本雄太(商4・國學院久我山)
FW飯塚	亮貴	(法4・慶應)→47分 宮本稜大(商3・國學院久我山)
アミノバイタルカップ初戦

リーグ戦は1ヵ月の中断期間に入り、各々が成長と課題の発見に勤しむ時期となった。アミノバイタルカップはリーグ戦と関係ないとはいえ、後期につながる大事な公式戦だ。リーグ戦では対戦機会のないチームとマッチアップすることで得られる収穫も多いだろう。

クロスを上げる荘司

序盤こそ慶大が相手ゴールに迫っていたものの、10分を過ぎたあたりから一進一退の攻防に。慶大はボールこそゴール前まで運ぶものの、最後に決め手を欠きシュートで終われない。25分には裏への抜け出しを許して、クロスからこぼれ球を合わせられるも村上健(政1・國學院久我山)が防ぎ得点を許さなかった。その後も神大が左右にボールを散らしながらゴールに迫り、慶大が攻撃を凌ぐという展開が続いた。唯一のシュートシーンは34分。相手のスローインからボールを奪った田村祐二郎(環3・藤枝東)からPA右でボールを受けた飯塚亮貴(法4・慶應)がシュートを放つも、相手GKの好セーブに阻まれ先制とはならなかった。前半は神大が押し込む形を見せるも、得点は与えずスコアレスで折り返した。

なかなか好機を演出できなかった

後半直後に3人のメンバーを入れ替えた慶大は、左サイドの平田賢汰(法4・慶應)を中心に攻撃を組み立てる。61分には左サイドでの連携から切り込んだ平田がクロスを上げ、宮本が合わせるも枠外。その直後、またしても左サイドを上がった平田からボールを受けた新津裕也(文4・上田)が相手をかわしながらシュートを放つも相手GK正面。得点の機運が高まりつつあった68分、神大のロングスローをゴール前でクリアするもルーズボールを直接叩き込まれ失点。追いつきたい慶大は78分、CKから酒井綜一朗(政4・慶應)が折り返し新津が合わせるも、相手GKのスーパーセーブに阻まれ同点とはならなかった。その後は好機を演出できず、慶大は初戦で姿を消す結果となった。

初戦で姿を消す結果となった

格下相手にまさかの敗戦となり、ここでアミノバイタルカップへの挑戦は幕を閉じた。試合後、淺見監督は攻撃の単調さとディフェンス面でのサイドの弱さを指摘。後期開幕まで約3週間と迫る中で、弱点を克服しどれだけレベルアップした状態で国士大戦を迎えられるか。再開初戦から暴れ回る慶大を期待したい。

(記事:小林由和、飯野広太郎 写真:慶應義塾大学體育會ソッカー部)

淺見友峰監督インタビュー

ーー試合前にはどのような準備をして臨まれましたか

神奈川大学さんはコンセプトを持ってしっかりやるチームなので、特徴だったりを把握して臨みました。普段のリーグ戦と一緒ですけども、しっかり把握してチームとして共有した上で臨んだ、そういう形になります。

ーー前半は非常に拮抗した試合展開でスコアレスでの折り返しとなりましたが、後半が始まる際選手にはどのような声をかけましたか

そもそもボールを受けようとしないというか、ボールを受けた後も(崩しが)単発になっているし、そこからのコンビネーションもなかったので、その辺りを(ボールを)パスして終わりじゃなくてしっかりと(サポートに)入って行くというところの修正ですかね。あとは、サイドのところが、相手の狙い通りだと思うんですけど簡単に破られ過ぎていたので、そこのところの修正を行なって臨んだ形になります。

ーーコーナーキックなどでのチャンスが目立ちましたが 普段から戦術的なセットプレー練習は時間をとって行っているのでしょうか

そうですね。セットプレーの時間は週に2、3回やるようにしています。

ーー不運な形ではありますが相手に得点を許し、惜しくも敗戦となってしまいました。 次の公式戦は秋のリーグ戦になると思いますが、今後の展望を聞かせてください。

コロナ禍なので夏に合宿が行えないのですが、とにかく学生と共通認識というか共通言語を増やしていく、あとは練習でやっていることをいかに本番でできるかというところ が結構大きなポイントになってくると思います。うちは真面目な選手が多い分ちょっと本番に弱いなっていう選手が多いので、そのあたりを修正できるかですね。

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