京浜急行電鉄(横浜市西区)は2日、京急空港線で使用する鉄道運転用電力量について、今月分から再生可能エネルギーに置き換えると発表した。脱炭素社会の実現に向け、二酸化炭素(CO2)排出量の削減につなげる考えだ。
実質的にCO2排出量ゼロの再生可能エネルギーに置き換えることで、年間におよそ3457トンのCO2を削減。京急線全線でも、約4.3%の減少につながるという。
同日会見した原田一之社長は「脱炭素社会の実現に向けた取り組みは世界的に加速している。環境負荷を軽減した旅客輸送の実現に一層、力を入れていく」と述べた。
京急空港線は、京急蒲田駅から羽田空港第1・第2ターミナル駅を結ぶ路線で、区間距離は6.5キロメートル。上下線合わせ1日当たり約400本の列車が運行している。