【RISE】キック残り3試合の那須川が9月に鈴木真彦と対戦「KOはマスト」

那須川天心

立ち技打撃格闘技イベント「RISE WORLD SERIES 2021 YOKOHAMA」(9月23日、神奈川・ぴあアリーナMM)のカード発表会見が行われ、〝キック界の神童〟那須川天心(22)がRISEバンタム級王者の鈴木真彦(24)と55キロ契約で対戦することが発表された。

試合に向けて神童は「キックの試合も残すところあと何試合かなので。海外の選手が来れないということで決まったと思うんですけど、決まったからには思い切り。しっかり結果を出すのでよろしくお願いします」と厳しい表情。さらに「今回は実験というか、試したいことがあるのでそれをみんなに見せたいなあ、というのがあります。(KOは)めちゃめちゃ意識しますね。マストというか。ボクシングもキックも練習していますし、上の段階にいくのでここは倒させていただければ」と話した。キックでの残り試合は9月に加え年末と来春の3試合のみ。その実力をいかんなく発揮してもらいたいところだ。

一方の鈴木にとっては2015年8月に敗れて以来目指し続けたリベンジのチャンスがようやく巡ってきた形だ。6年前は1RでKO負けを喫したが、以降は破竹の20連勝をマークした。昨年11月に満を持して臨んだ那須川天心挑戦者決定トーナメントで志朗に敗れチャンスを逃していたが、新型コロナウイルス禍で外国人選手が来日できないこともあり、リベンジの舞台に上がる権利を得た。それだけに「僕は那須川天心という存在を追っかけてRISEに参戦しましたし(敗北を)忘れたことはないです」と硬い表情。そして「みんな『どうせ負けるやろ』と思ってるけどそこをひっくり返したい」と静かに闘志を燃やした。

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