【東京五輪・野球】米国代表のヤクルト・マクガフは救援失敗

救援に失敗したマクガフ(ロイター)

東京五輪・野球の決勝トーナメント準々決勝「日本―米国戦」(横浜)が2日、行われた。元オリックスのブランドン・ディクソン投手(36)は0―2の3回二死満塁で2番手として登板。菊池涼(広島)を遊ゴロに仕留めた。

4回に米国が3点を取って逆転。しかし、その裏に先頭・村上(ヤクルト)を四球での出塁を許し、梅野に送りバントを決められるなどして二死二塁のピンチを招く。そして坂本(巨人)に中越え適時打を浴びて同点に追いつかれた。

それでも5回にカサスの2号3ランで再逆転し、5回裏に3番手の元日本ハムのカーターと交代した。ディクソンは1回1/3を投げて1安打1失点だった。また6―5の9回に守護神としてスコット・マクガフ投手(31=ヤクルト)が登板。

先頭の吉田正(オリックス)は二ゴロに打ち取ったが、続く鈴木誠(広島)に四球を与え、浅村(楽天)に右前打で一死一、三塁のピンチを招く。そして柳田(ソフトバンク)のゴロの間に三走・鈴木誠がかえり、救援に失敗した。

マクガフは前回登板の韓国戦では2番手で登板。守護神はデビッド・ロバートソン(36)が務めていた。マイク・ソーシア監督(62)はその理由について「スコット(マクガフ)は日本の打者を知っていたから」と説明した。

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