キャンパーにも人気のマンガ「ゆるキャン△」。アニメ、ドラマ化もされ、登場するキャンプ飯を実際に試す人も多いほど人気があります。2021年5月に発売された「ゆるキャン△」ムック本の付録はなんと、主人公のキャラクターが入ったクッカー(なべ)!とても可愛かったので即購入し、実際に使ってみたのでレビューいたします。
「ゆるキャン△」ムック本は2種類! 付録はキャラクターの絵柄入りクッカー(なべ)
「ゆるキャン△」ムック本は、主人公のリンVerとなでしこVerの2種類。
▼リンver.
▼なでしこver.
本誌の内容は同じですが(一部を除く)、付録のクッカー(なべ)は柄が異なります。
ムック本の中では、クッカーではなく「なべ」と紹介されています。
では、付録の詳細をご紹介しましょう。
付録の「なべ」概要
- サイズ(約):直径167×高さ40mm
- 重量(約):180g
- 素材:ステンレス
- 持ち手:折り畳み式
- フタ:なし
「ゆるキャン△」ムック本付録「なべ」のレビュー
筆者は書店で「ゆるキャン△」ムック本を見つけ、即購入しました。
ムック本誌の内容が充実していて楽しそうなのと、付録のキャラクター絵柄入りクッカー(なべ)がとても可愛かったからです。
主人公の「リンver.」と「なでしこver.」の2種類が発売されていますが、筆者が書店で見たときは「なでしこver.」のみでした。リンちゃん人気恐るべし!
では付録の特徴を順にご紹介します。
クッカーではなく「なべ」と表記されている
ゆるキャン△は、キャンプを楽しむ「志摩リン」と、やたら食いしん坊の「各務原なでしこ」の二人が通う学校の野外サークルメンバーたちを題材にした漫画です。
物語では秋から冬の寒い時期でのキャンプが描かれることが多く、ムック本のキャンプ飯紹介でも、鍋物や温かい料理の紹介がされていました。
寒い季節のキャンプは、温かい料理が欲しくなりますね。
付録のなべには主人公の「リン」または「なでしこ」のキャラクター入り
絵柄が異なるので、どちらを購入するかは迷うところですが、ゆるキャン△ファンなら両方揃えたくなる可愛らしさです。
なべに書かれているセリフも異なります。
ステンレス素材でお手入れも簡単
シーズニングなどの下処理が必要なく、すぐに使える点や、スキレットや鋳物のような重さがないことがステンレス素材のメリットです。
また、使った後の洗い物も楽なので気軽に使えるのも良いところ。
軽量で、ハンドルが邪魔にならないので携帯しやすい
ハンドルは本体に折りたためるので、シェラカップの持ち手のように収納袋から飛び出さず、収まりがよいです。器やお皿とスタッキングして持ち運びができます。
もちろん直火調理ができる
この付録のなべは、もちろん直火調理が可能です。
ちなみに、セリアやダイソーなどでも、同サイズでハンドルが折り畳みできるタイプの似た商品がありますが、100均のものは直火に対応していないことがほとんど。
その点、このゆるキャン△なべは直火調理もできるし、器としても使えるので、超優秀ですね!
ゆるキャン△ムック本の付録キャンプ道具「なべ」を実際に使用してみた感想
開封時の感想は「でかっ!!」でした。
シェラカップのようなサイズを想像していたので、大きさにビックリしました。
高さ40mmですが、見た感じはフライパンとしても使えそうなイメージです。
ゆるキャン△ファンとしては「なべ」として使用するのが原則だと思いましたが、それでは芸がないので、今回は煮物をする鍋としてではなく、「クッカー」として直火調理にチャレンジしてみました!
まずはポップコーンに挑戦!!
油と塩があれば簡単に作れるポップコーン。
フタは付属しないので、アルミホイルでフタをしました。
なんと数秒で、ポンッ!ポンッ!とはじけて、これは楽しい!!
フィットするサイズ感の市販のガラス製フタを使えば、中ではじける様子も楽しめますね。
ファミリーキャンプや、仲間とのキャンプにもおすすめです。
大さじ1くらいのオリーブオイルと、ひと握り程度のポップコーンの素をなべに入れました。
キャンプ場でも簡単にできるよう、ふたはアルミホイルを活用し、上部にふくらみを持たせます(ポップコーンがはじけられるように)。
あとは直火にかけ、パチッ、パチッと音がし始めたら、ハンドルを持ち、なべを左右に振ります。
ハンドルを持ち上げるときは、軍手や耐火グローブなどを活用するとよいです。
ハンドルは左右に振ってもグラつかず、持ちやすい!
そして、できあがったポップコーンがこちら。
出来立てのポップコーンに塩を振り、一口。
美味しい~っ!!
キャンプ場で挑戦したい楽しさ&美味しさでした。
ちなみに、実はこのポップコーン作りは2回目の成功例です。
1回目は、前の調理に使ったあと洗わずにポップコーンを作ったせいで、なべもポップコーンも焦がしてしまいました…!
キャンプ場で炊事場が遠いと、まぁいいかと、続けて調理することもあると思いますが、一度洗ったほうが焦げ付かなくて良いでしょう(面倒なのは筆者だけ?)。
ちなみに焦げた後、食器用洗剤と金タワシで洗った結果がこちら。
しっかりと焦げも取れたので一安心。このくらい使った感があれば、次からガシガシ使い込めますね。
本誌の裏面で、野クル(野外活動サークル)のメンバーが言っています。
「道具は使ってナンボ」だと。
次はお皿として活用!冷麺を入れてみた
せっかくなら一年中使いたいと思い、ステンレス素材の熱伝導率を活かして、なべを冷やして夏キャンプにもぴったりな「冷麺」の器としてみました。
冷やす間に「流水麺」を水で洗ってほぐし、お好みのトッピングを用意します。
筆者はキュウリしか用意しませんでしたが、麺の種類に合わせて、キムチやハム、レモンの輪切りなどを入れれば、夏にぴったりの冷麺が完成します。
冷麺は、キャンプ場でテントやタープを設営したあとの、体を冷やす食事としてもおすすめです。
なべを冷やしてデザートを入れても◎
クーラーボックスで冷やした「なべ」を器にして、冷たいデザート(アイスやフルーツも◎)を食べるのもおすすめ。
フルーツを丸くくりぬき、お好きな炭酸ジュースを注ぎ入れておしゃれな感じにするのも良いですね。
「なべ=温かい料理を調理する器具」としてだけでなく、アイデア次第では、クッカーとしても器としても、色々なものが楽しめそうです。
食パンも入る大きさ
6枚切りの食パンを入れてみました。
たっぷりのバターと、牛乳でといた卵液に砂糖を入れて、フレンチトーストも作れますね。
「ゆるキャン△」ムック本&付録の「なべ」をおすすめする人
ゆるキャン△ファンのみならず、キャンプを楽しむ人、まだクッカーを持っていない人も注目の「ゆるキャン△ムック本」。
「ゆるキャン△ファン」は大注目
季節を問わず使えるなべに、キャラクターの絵柄が入っている限定付録。
本誌ゆるキャン△の数々の名シーンを眺めながら、料理ができる時間を至福のひとときとしてお楽しみください。
ソロキャンプで一人なべをする人
本誌には、鍋料理の豊富なバリエーションが紹介されています。
秋冬だけでなく、肌寒い朝にお湯を沸かしたりやスープ+パンで朝食を楽しんだり、一人分の調理をするのにも最適のサイズです。
ウインナーや目玉焼き、焼き魚も◎。
軽量なクッカーが欲しい人
ハンドルを本体に折りたためば、丸い器のような形状になります。
軽量で、他の器とスタッキングもできるサイズなので持ち運びやすい点が◎。
「ゆるキャン△」ムック本と付録をおすすめしない人
おすすめしないという訳ではありませんが、あえてこの「なべ」でなくても良いかも…という人もご紹介します。
「ゆるキャン△」をしらない人
この付録の最大の魅力は、本誌のゆるキャン△名シーンと、なべに入っているキャラクターの絵柄です。
ゆるキャン△をまったく知らない、読んだことがないという方は特にこの商品でなくても大丈夫です。
が、キャンプファンなら一度は読んで損はないおすすめ漫画です。
スキレットや深型のなべを持っている人
スキレットや鉄板で普段料理をする人、すでに深型のなべを持っている人にとっては、あまり出番がないかもしれません。
ムック本以外にも!その他の「ゆるキャン△」おすすめキャンプグッズ
ムック本のほかにも、ゆるキャン△の人気ぶりがうかがえる、ゆるキャン△コラボのキャンプアイテムがたくさん発売されています。少しご紹介しますね。
ゆるキャン△ リン & なでしこ 二層ステンレスマグカップ
リンとなでしこが描かれた二重ステンレスマグカップ。
冷たい飲み物はぬるくなりにくく、熱い飲み物は冷えにくい、一年中使えるマグカップです。
ゆるキャン△ YURUCAMP おひとりさまグリルプレート
両面使えるリバーシブルタイプ。
絵柄の面でパンケーキを焼いたり、溝がある裏面で焼肉を焼いたりと、使い勝手のよい鉄板です。
ゆるキャン△ キャンプ用 最強消臭ミスト 100ml
自然由来の原料を用いた、無臭の強力消臭剤。
バーべーキューや燻製、焼き魚、焚き火などの匂いを消してくれるので、就寝前や片付け前の使用におすすめです。
ゆるキャン△ YURUCAMP おひとりさまファイヤースタンド
空気穴が「ゆるキャン△シンボルマーク」になっている、組み立て式のファイアースタンド。
底板が2枚ついており、用途に合わせて高さ調整できるのも嬉しい仕組みです。
小枝を入れてウッドストーブとして使用するもよし、炭を入れてソロ串焼きも楽しめますね。
「ゆるキャン△」ムック本付録の「なべ」は年中使える優秀キャンプ道具
筆者はムック本を見つけた瞬間に購入してしまうほど、「ゆるキャン△」のファンです。
本誌の紹介では、温かい鍋物やファンに人気の肉まんが登場しますが、この付録の「なべ」は冬だけでなく一年中使える優秀なアイテム。
2個揃えると、重ねてフタ代わりにしたり、中に小物を収納することもできます。
ステンレス製なので熱伝導率が良く、夏は冷麺やそうめんを氷で冷やせば、見た目もひんやりした料理に。
せっかくのキャラクターを汚したくない人は、デザートやサラダを盛るなど、火と油を使わない方法もあります。
巻末の「使い込んでくれよな!」のメッセージのように、ぜひ、アイデアを膨らませて、さまざまなキャンプ飯を楽しんでくださいね。
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