7月の各賞受賞者が決定 大谷翔平が2ヶ月連続で月間MVPに選出

日本時間8月3日、7月の各賞受賞者が発表された。月間最優秀選手はア・リーグが大谷翔平(エンゼルス)、ナ・リーグがジョーイ・ボットー(レッズ)、月間最優秀投手はジェイムソン・タイオン(ヤンキース)とウォーカー・ビューラー(ドジャース)、月間最優秀新人はエリック・ハース(タイガース)とジョナサン・インディア(レッズ)、月間最優秀救援投手はライセル・イグレシアス(エンゼルス)とジェイク・マギー(ジャイアンツ)が選出されている。

大谷は打者として23試合に出場し、打率.282、9本塁打、19打点、4盗塁、OPS1.067をマーク。球団史上5人目となる「シーズン35本塁打&15盗塁」を達成しただけでなく、7月末までに「37本塁打&15盗塁」と達成した史上初の選手となった。投手としては3試合に先発して2勝0敗、防御率1.35を記録。また、投手と打者の両方でオールスター・ゲームに選出されるという史上初の快挙も成し遂げた。2ヶ月連続の月間MVP受賞は球団史上初の快挙。メジャー全体でも2012年8~9月に連続受賞したチェイス・ヘッドリー(パドレス)以来9年ぶりとなっている。

ボットーは26試合に出場して打率.319、11本塁打、25打点、OPS1.174の好成績をマーク。7月24~30日(現地時間)にメジャー史上8人目となる7試合連続本塁打を記録し、この7試合で9本塁打を量産した。ナ・リーグはフアン・ソト(ナショナルズ)やフレディ・フリーマン(ブレーブス)など、好成績を残した選手が多かったが、7試合連続本塁打のインパクトが受賞の決め手となった。意外にもボットーが月間MVPを受賞するのは自身初。レッズでは2019年8月のアリスティデス・アキーノ以来となった。

タイオンは5試合に先発して31イニングを投げ、4勝0敗、防御率1.16、25奪三振を記録。月間MVPを受賞するのは自身初であり、ヤンキースでは4月のゲリット・コールに続いて今季2人目となった。

ビューラーは5試合に先発して32回1/3を投げ、3勝0敗、防御率1.67、38奪三振をマーク。タイオンと同様に月間MVPは初受賞であり、ドジャースでは2019年5月の柳賢振(リュ・ヒョンジン)以来となった。

ハースは23試合に出場して打率.265、9本塁打、29打点、OPS.945を記録。月間アウォードを受賞するのは自身初であり、タイガースの選手が月間最優秀新人に選ばれるのは2010年5~6月に2ヶ月連続で受賞したブレナン・ボッシュ以来となった。

インディアは25試合に出場して打率.319、4本塁打、12打点、1盗塁、OPS.998をマーク。出塁率.470という素晴らしい活躍で、リードオフマンとしてボットーとともにレッズ打線を牽引した。ハースと同様に月間アウォードは初受賞。レッズから月間最優秀新人が選ばれるのは2019年8月のアキーノ(月間MVPと同時受賞)以来となった。

イグレシアスは13試合に登板して14イニングを投げ、3勝1敗7セーブ、防御率1.93、19奪三振を記録。4アウト以上のセーブを2017年以降に35度記録しているが、これはメジャー最多の数字である。月間最優秀救援投手を受賞するのは自身初。エンゼルスでは昨年9月のマイク・マイヤーズ以来となった。

マギーは11試合に登板して11イニングを投げ、0勝0敗7セーブ、防御率0.00、9奪三振をマーク。5月30日(現地時間)のドジャース戦を最後に自責点0を継続している。マギーが月間アウォードを受賞するのは初めて。ジャイアンツの選手が月間最優秀救援投手に選ばれるのも今回が初めてである。

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