ゲレーロJr.が34号2ランを放つもブルージェイズは敗れる

【インディアンス5-2ブルージェイズ】(延長10回タイブレーク)@ロジャース・センター

トロントのロジャース・センターに帰還して最初のカードであるロイヤルズ3連戦をスイープしたブルージェイズだったが、延長戦の末にインディアンスに2対5で敗れ、連勝が4でストップした。インディアンスは2対2の同点で迎えた10回表無死3塁からアメッド・ロサリオのタイムリーで勝ち越し。さらにホゼ・ラミレスが通算150号アーチとなる左翼ポール直撃の23号2ランを放ち、勝利を決定づけた。

ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.は2点ビハインドで迎えた6回裏無死1塁の第3打席、インディアンス先発の新人右腕イーライ・モーガンが投じた内角への速球を捉え、弾丸ライナーの34号同点2ランをレフトスタンドに突き刺した。5打数2安打2打点で両リーグ最多の打点数を85に伸ばしただけでなく、打率は.328に上昇(リーグ2位)。本塁打王争いでもトップの大谷翔平(エンゼルス)まで3本差に迫った。

ゲレーロJr.の一発で同点に追いついたブルージェイズだったが、7回以降はインディアンス救援陣からチャンスを作ることができず、10回表に新加入のブラッド・ハンドが打たれて2対5で敗れた。先日、マーカス・セミエンは「試合終盤の攻撃が僕たちにとって重要になる。8月や9月の戦いでは相手のブルペンを攻略していくことが大切なんだ」と語っていたが、まさにその通りの展開に。両リーグトップのOPS.784を記録しているブルージェイズ打線だが、逆転でのワイルドカード獲得のためには、その攻撃力を好投手に対しても発揮していくことが必要になりそうだ。

© MLB Advanced Media, LP.