【東京五輪】メキシコに3―6惨敗! 韓国GK宋範根が戦犯扱いで「悪口の窓口」に

メキシコ選手になぐさめられるGK宋範根(ロイター)

東京五輪サッカー男子準々決勝(7月31日)でメキシコに敗れた韓国のGK宋範根(23)がSNSで罵倒される被害に遭っていると、同国メディア「OSEN」が伝えている。

韓国は準々決勝で2012ロンドン五輪金メダルのメキシコに3―6で完敗。攻撃陣は奮闘して3得点を奪った一方、守備陣が崩壊し、メキシコの多彩な攻撃を防げずに大量失点した。メダルが期待されていただけに、まさかの完敗に同国内では失望が広がった。特にネットのコメント欄や同代表イレブンのSNSには辛らつな意見が書き込まれた。

同メディアによると「なかでもGK宋範根のアカウントには誹謗中傷が寄せられた」とし「インスタグラムに悪質な書き込みが殺到した。メキシコを相手に6失点がすべて宋範根の責任という理由だった。悪口からゴミという評価も下されていた。すべての責任を負うことができないポジションの宋範根が犠牲になった」と報じている。

さらに「一部のファンが悪口コメントに対して自制するようにお願いしたが、効果はなかった。敗北の正確な理由と、評価を見つけるのではなく不満を吐き出す対象が宋範根となった」とし「コミュニケーションの場とするべきSNSが悪口の窓口になってしまった」と指摘していた。

今回の五輪では多くの選手がSNSによる〝被害〟を訴えているが、韓国でも歯止めは効かないようだ。

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