「信頼される部隊に」 陸自大村駐屯地 新司令に福添1佐 着任

着任式で車上から部隊を視察する福添1佐=大村市、陸自大村駐屯地

 陸上自衛隊第16普通科連隊長兼大村駐屯地司令に就いた福添哲生1等陸佐(44)の着任式が2日、長崎県大村市西乾馬場町の同駐屯地であった。福添1佐は隊員を前に、「国民の負託に応える自衛官であってほしい」と呼び掛けた。
 第16普通科連隊(約800人)は大村駐屯地(約1300人)に拠点を置き、県内の防衛や警備のほか、災害派遣を担っている。福添1佐は鹿児島県出身。1999年に防衛大学校を卒業し、滝ケ原駐屯地(静岡)普通科教導連隊を皮切りに、統合幕僚監部運用部運用第2課や第8師団司令部(熊本)第3部長などを経て1日付で着任した。
 式後の会見で「国民や県民、大村市民の期待に応え信頼される部隊となるよう一丸となって努力する」と抱負。大雨被害などへの災害派遣については「災害の発生の仕方はその時によって違う。平素の訓練で隊の練度を上げることで、対処能力を向上させたい」と述べた。

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