バドミントン日本代表の朴柱奉ヘッドコーチ(56)が3日、都内で会見し、不振に終わった東京五輪を総括した。
日本勢のメダルは混合ダブルスで渡辺勇大、東野有紗が獲得した銅メダルだけで、最も金メダルの可能性が高いと言われた男子シングルスの世界ランキング1位・桃田賢斗はまさかの1次リーグ敗退に終わった。
朴ヘッドコーチは「5年前のリオよりいい成績を目標に頑張ってきたが、ここまで結果が出なくて悔しい気持ちです」と語り、具体的な原因として「他の国も同じ」としながらも、新型コロナウイルス禍により五輪が1年延期になり、多くの大会が中止・延期を余儀なくされたことを挙げた。
また桃田の敗戦について聞かれると、「ディフェンスができてなかった。普通の桃田選手じゃなかった。チーム全体的にも雰囲気がよくなかったです」と声を落とした。
今後はメンタル面の向上などを課題に挙げた上で「もう一回反省して、切り替えて3年後のパリ(五輪)に挑戦します」と巻き返しを誓った。