移住転職において重視するのは「仕事内容へのやりがい」 | 今週の気になる地方移住ニュースまとめ

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この記事では、7月18日から7月24日の間に配信された内容を元に、トピックを振り返っていきます。

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移住に関するアンケート調査、結果は?

— 今週は、求人情報ウェブサイト「Wantedly(ウォンテッドリー)」が実施した「移住と働き方に関する調査」の結果から紹介したいと思います。

とても興味深い結果になっているようですね。サンプルは約2000件。Wantedlyは20-30代の比較的若い世代に支持されている求人情報サイトですので、若手のホワイトカラー労働者が、移住についてどんな動きをしているかが、この調査で見えてきます。

— アンケートを見ると、直近3年間で移住した人は20%、コロナ禍に入り増加し、2021年6月の移住者は昨年同月比で4.1倍となっているようです。

ニュース記事:移住転職者は「仕事のやりがい」を最重視。転職なき移住者は41%にのぼる

移住しなかった人でも24%は移住を検討していたという数字もあり、いかに「移住」への興味が高まっているか分かりますね。移住の理由の第1位はテレワークの普及による居住地域の見直し(26%)。その中で移住に伴い転職した人は59%にのぼりました。転職で最も重視した点は「仕事内容のやりがい」(69%)であるという点には注目をすべきでしょう。

— 「仕事内容のやりがい」にそこまで重きが置かれるのはなぜなのでしょうか。

Wantedlyの考察によると「仕事の意義を重視する価値観を持つミレニアル以降の世代が台頭してきている」というのがまずひとつ。また、移住者が自分に合う転職先を見つけられるか不安を抱く分、むしろ「やりがい」を重視するという回答が増えたのではないかと指摘しています。移住をした先で「やりがい」のある仕事をしながら生きていく。そんな選択をする若者たちこそが、今後の地方創生・地域活性化を支える財産となる気がします。

本格移住の前に「シェアハウス」で「お試し移住」

— アンケート結果によると、移住者の中で地元へ移住した人は27%。残りの方々は、地元ではない場所へと移住をしたということになりますね。思いのほか、地元以外の場所で暮らすことを選択した方が多いイメージです。どのように移住の地を決めたのかは、やはり気になりますね。

移住を決定する前に、「試しに暮らす=試住」をしてみるという方もここ数年増えています。こんな記事も見てみましょう。

ニュース記事:[
廃業旅館をシェアハウスに 福島・楢葉町が移住者誘致拠点](https://nordot.app/789235956247576576?c=313896960384287841)

— なるほど。移住者誘致拠点が、このような形でできているのですね。

地域の暮らしを疑似体験できる「試住」施設は、近年、移住希望者からも、移住をしてほしいと望む地方自治体からも開設の要望が増えているイメージです。既存の業態を転用してシェアハウスをオープンする、というこのような動きは、各地でますます広がっていくのではないかと思います。お試し移住のためにも、移住後のネットワークづくりのためにも、このような拠点があるといいですね。

地方移住の全体像と、いろいろな細かい箇所の参考になる情報を、地方移住クリップでは引き続き皆様にお届けしていこうと考えています。

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