鳳恵弥 再びH・シーボルト役熱演「日本人を愛した外国の方がいたこと伝えたい」

左から鳳恵弥、渡辺裕之、若井おさむ

女優・鳳恵弥(40)、俳優・渡辺裕之(65)らが3日、東京・中央区の築地本願寺ブディストホールで「シーボルト父子伝~蒼い目のサムライ~」(4日~9日まで)の公開リハーサルを行った。

幕末に来日し、長崎出島で弟子を育て、日本に西洋医学を広めたフィリップ・フランツ・シーボルトにまつわる物語。主人公はその息子である外交官、考古学者のハインリッヒ・シーボルトで、鳳が演じた。

舞台は昨年にも上演され、今回は新キャストを迎えた。鳳は「昨年に引き続き、私自身、辿り着けなかったハインリッヒ像に挑戦し、近づけたと思う」「先輩陣が熱を持って舞台上で彩ってくださったおかげ」「外国の方で日本人を愛した方がいたということを伝えたいと思い、やらせていただいた作品」と語った。

また、主人公の父親役を演じた渡辺は「去年と同じ役だが、より鮮やかに歴史などについてもわかるようになっていた。芝居も熱量がすごかった。わかりやすく感じやすくなっている作品に仕上がっている」と舞台稽古の現場などについても語った。

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