【五輪卓球】日本女子、銀メダル以上確定 3試合連続で平野美宇が締め決勝進出

<東京五輪卓球競技 7月24日~8月6日 場所:東京体育館>

3日、東京五輪卓球競技の女子団体準決勝に日本が登場した。中国香港を相手に1番ダブルスで石川佳純(全農)/平野美宇(日本生命)ペアが3-0のストレートで勝利し、2番シングルスでは伊藤美誠(スターツ)が杜凱琹(ドゥホイカン)とのエース対決を制した日本女子。3番シングルスで平野美宇(日本生命)が勝利し、決勝進出を決めた。

平野美宇 vs 李皓晴

平野は1回戦のハンガリー戦、準々決勝のチャイニーズタイペイ戦に続き、3試合連続でシングルス・ダブルスでの出場となった。対する李皓晴(リホチン)はTリーグ・日本ペイントマレッツでもプレーする28歳。ロンドン、リオに続き3大会連続で五輪に出場している実力者だ。

写真:李皓晴(リホチン)/提供:ITTF

試合は第1ゲームからラリーの応酬となる。10-9で平野リードの場面で日本側がタイムアウトを取り、10-10と追いつかれるも平野の技ありフリックなどで12-10と先取した。

第2ゲーム、平野のチキータからのフォアドライブや、威力あるバックドライブなどが決まり始め、主導権を握る。高速で両サイドやミドルに打ち分け、ストレートのコース取りも上手く使う平野に対し、李皓晴は返球するのが精一杯。11-7で第2ゲームも平野が奪った。

第3ゲームも持ち味の高速卓球が火を吹き、平野がいきなり9連続ポイント。そのまま平野が逃げ切り、ゲームカウント3-0で日本女子を勝利に導いた。これで日本女子はここまで1試合も落とすことなく決勝進出を決め、銀メダル以上が確定した。決勝ではドイツと中国の勝者と5日19時半より対戦する。

女子団体準決勝

日本 3-0 中国香港

〇石川佳純/平野美宇 3-0 李皓晴/蘇慧音
11-7/11-2/11-8

〇伊藤美誠 3–1 杜凱琹
11-9/9-11/11-1/11-7

〇平野美宇 3–0 李皓晴
12-10/11-7/11-3

文:ラリーズ編集部

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