【森保ジャパン】久保建英は金メダル逃しぼう然「涙も出てこない」

途中交代した久保建英はベンチでガックリ

森保ジャパンが東京五輪の準決勝スペイン戦(3日、埼玉)で延長戦の死闘の末に0―1と敗れ、エースのMF久保建英(20=レアル・マドリード)は試合後にぼう然自失でショックをあらわにした。

久保は積極的にシュートを放つなど攻撃をけん引したが、連戦の疲労も考慮されて90分終了後にベンチに下がった。

その後延長戦で0―1と敗れ、目標と公言し続けて金メダルの獲得は消滅。試合後は「何もないですね…。出すことを全部やって負けたので、涙も出てこない」と遠くを見つめるような表情で語った。

相手のスペインは自身がバルセロナの下部組織で育ち、現在も1部リーグでプレーする因縁の相手。「うまかったし、強かったし、プランを練って臨んだけど、あと一歩及ばなかった」と悔しさをにじませた。

それでもまだ銅メダル獲得の可能性は残っている。6日のメキシコとの3位決定戦(埼玉)で五輪メダリストを目指す。

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