田嶋会長がスペイン戦総括「相手が一枚上」「銅メダル目指してほしい」

田嶋会長

日本サッカー協会の田嶋幸三会長(63)が、日本サッカー界の悲願であるメダル獲得へ向けて猛ゲキを飛ばした。

田嶋会長は、森保ジャパンが0―1で惜敗した東京五輪の準決勝スペイン戦後に「中2日の5試合目というかなり疲労が蓄積して体力的には厳しい中で、両チームともに持てる力を出し尽くした試合だった。素晴らしい試合をしてくれた選手たちに感謝したい」とまずは死闘を戦い抜いた選手を称えた。

そのうえで「世界のトップにどのようにすれば今の日本が勝てるのかという共通理解のもとに試合を進めてくれたが、スペインが一枚上手だったということを認めなければならない。スペインは2010年W杯で優勝するまで欧州の中で何度も悔しい経験を積み重ねてきて今がある。これから日本が世界のトップと伍して戦い、その壁を乗り越えていくために、今日の試合は必ず意味のあるものになるはずで、サッカー界全体で不断の努力をしていかなければならない」と敗戦したものの、日本代表にとって大きな財産になると強調。

1968年メキシコ五輪以来53年ぶりのメダル獲得がかかる6日の3位決定戦へ向けて「中2日でのメキシコ戦に向けてしっかりとリカバリーをして銅メダルを目指してほしい」と最後のひと踏ん張りで快挙達成に大きな期待を寄せた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社