【ミャンマー】軍トップ、「薬草からワクチン」開発を指示[医薬]

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ミャンマー国軍のミン・アウン・フライン総司令官は2日、首都ネピドーで開かれた新型コロナウイルスの対策会議に出席し、薬草を使った国産ワクチンの開発を指示した。国営紙グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマーが3日伝えた。

総司令官は、新型コロナの予防・抑制・治療に関する中央委員会に参加し、ワクチンを輸入するだけでなく国内製造する必要性を指摘。「長期的な観点から、薬草を使ったワクチンの研究を大々的に行うべきだ」として、伝統医学の専門家と協力するよう号令を発した。総司令官によれば、伝統医学を使って新型コロナワクチン開発を進める国は他にもあるという。

足元の感染状況については、「ある程度コントロールできるめどが立ってきた」として、対策の成果を強調。「30%程度に下がってきた陽性率を、さらに低下させたい」として行動制限とワクチン接種に注力する方針を示した。行動制限による物流の停滞などで食料品が値上がりしているとし、価格統制を強化する考えも明らかにした。

また、ワクチン接種の課題に言及。接種率を年内に人口の50%に引き上げる目標の達成に向け、「月500万回分のワクチンが必要。現時点では確保できているが、さらに多くの国に安定的な供給を働き掛ける」と説明した。ミャンマーは現在、中国からワクチンの供給を受けており、ロシアとも交渉を進めている。