きょう4日(水)は、東北から九州にかけて晴れる所が多く、最高気温が35℃を超える猛暑日地点が続出しそうだ。東京都心の予想最高気温も35℃と、今季初めて猛暑日になる見込み。朝晩の気温も下がらなくなってきているため、昼夜を問わず熱中症に警戒が必要だ。
　また、沖縄や北海道を中心に雨の降る所があり、特に、沖縄は、今後、台風に変わる熱帯低気圧の影響で、あさって(金)にかけて天気が荒れるおそれがあり、大雨や強風、高波に注意が必要だ。

猛暑日続出　39都府県に「熱中症警戒アラート」

　きょうも全国的に厳しい暑さが続き、最高気温が35℃を超える猛暑日となる所が多くなりそうだ。予想最高気温は、甲府(山梨)・佐賀・熊本などで37℃、福島・熊谷(埼玉)・大阪・福岡などで36℃と、体温並みか、体温を超えるような暑さも予想され、「熱中症警戒アラート」が39都府県に発表されている。
　朝から気温の高い所も多いが、なるべく気温のピークとなる昼間の外出を避けたり、室内でも我慢せずエアコンを使用する、のどが渇く前の水分・塩分補給を心掛けるなど、熱中症に対する万全の対策が必要だ。
　北海道は曇りや雨で、きのう3日(火)より気温は低めだが、それでも旭川の予想最高気温が33℃など30℃を超える所がある見込み。

沖縄は次第に荒れた天気に　その他も空模様の変化に注意

　沖縄の南海上にある熱帯低気圧は、あす5日(木)までに台風に変わる見込み。沖縄はこの影響で、きょうは雷を伴った激しい雨の降る所があり、風も次第に強まりそうだ。大雨による災害や強風、うねりを伴った高波に注意が必要となる。
　また、北海道から九州にかけても、日中の気温上昇などの影響で、午後は内陸や山沿いで、局地的に激しい雷雨になる見込みで、空模様の変化に注意が必要だ。

3連休にかけて　熱帯低気圧から変わる台風の進路に注意

　熱帯低気圧から変わる台風は、あさって6日(金)にかけて沖縄に接近する可能性があり、その後、7日(土)には奄美に、8日(日)から9日(月)にかけて西日本から東日本に接近するおそれがあるため、今後、7日(土)からの3連休にかけては、台風の進路や最新の情報に注意が必要だ。

（気象予報士・海老原美代子）