枝豆の収穫・出荷進む 上越市のファーマーズ稲  お盆や贈答用で最盛期

 上越市稲の農業法人「ファーマーズ稲」で、枝豆の収穫・出荷が盛んだ。お盆を前に、自宅用や新型コロナウイルスの影響で帰省できない人向けの贈答需要が増えているという。

枝豆は鮮度が命。収獲後すぐに作業場へ運ばれ、選果作業が行われる

 同法人は2006年設立で、水稲、大豆、枝豆が主要な生産品目。枝豆は約11ヘクタールで、6品種を栽培している。独自に仙台市の採卵養鶏場から鶏ふんを仕入れて10アール当たり300キロを入れ、品質や食味の向上に努めている。生産した枝豆はJAへ出荷するだけでなく、同市内の飲食店や消費者に直売している。

 3日は午前5時すぎから1時間、同市下曽根の畑で収穫が行われた。枝豆用のコンバインで刈り取り、軽トラックの荷台に並べた箱いっぱいに詰めた。代表の丸山吉夫さん(67)は「枝豆は魚介類と同じで鮮度が命。必要な日に、必要な量を収穫することで鮮度を保っている」と話す。

 同法人は事務所で直販も行っている。事務所は国道405号沿い。直売所の旗が目印。詳しくは「ファーマーズ稲」フェイスブックページで。

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