グリーン社会実現へ施策を総動員させる 菅総理

 菅義偉総理は3日開いた気候変動対策推進のための有識者会議で「グリーン社会の実現を強い日本経済を作っていく原動力の一つに掲げ、予算、税制を大胆に重点化し、思い切った規制改革を進め、あらゆる施策を総動員していきたい」と語った。

 また「カーボンプライシングについても産業競争力の強化やイノベーションにつながるよう、成長に資するものについては躊躇なく取り組みたい」と意欲を見せた。

 菅総理は「気候変動が待ったなしの課題であるとの認識が広がり、グリーン化の波が幅広く経済・社会に押し寄せる中、新しい投資やイノベーションにつなげていくことで、我が国経済を力強く成長させることができると確信いたしている」とグリーン社会実現に向けた取り組みが経済成長につながっていくとの考えを強く示した。

 菅総理は関係閣僚に対し「来年度の予算編成、税制改正議論で施策の具体化、加速化にリーダーシップを発揮してほしい」と指示した。(編集担当:森高龍二)

© 株式会社エコノミックニュース