【ギアレビュー】FIELDOORのメスティンの特徴は?NS加工のメリットデメリットもご紹介

こんにちは、もめです。キャンプをする方なら一度は聞いたことのあるであろうメスティン。そんなメスティンに、調理しやすいNS加工がされているものがあるのはご存じですか?今回はFIELDOORから発売されている、NS加工が特徴の「メスティン アルミクッカー コーティングタイプ」をご紹介します。NS加工があることでどんなメリットがあるのかなども解説しているので、メスティンの購入を検討している方はぜひ最後までご覧くださいね。

お手入れしやすいメスティン!FIELDOOR「メスティン アルミクッカー コーティングタイプ」の概要

筆者撮影 オプションでサイズぴったりのバット網もある。

メスティンとは、アルミ製の四角い飯盒のこと。中でも、トランギアのメスティンはメスティンの代名詞となるほど有名です。

炊飯・煮る・焼く・蒸すなどなど、様々なアウトドア調理に使いやすいクッカーですよね。

そんなメスティン、実はトランギア以外にも様々なメーカーが販売していて、今回紹介するのは、FIELDOORのメスティンです。

FIELDOORが販売するメスティンの特徴は、表面のNS(ノンスティック)加工です。

筆者撮影 

NS加工とは、アルミにフッ素樹脂を焼き付けたもの。食材が焦げ付きにくく、汚れも落ちやすいという特徴を持ちます。

様々な調理をしやすかったメスティンが、NS加工でさらに調理・お手入れがしやすくなったというわけですね!

FIELDOORはリーズナブルなキャンプギアを多数販売しているブランドで、もちろんメスティンもお安く2,000~3,000円ほど!

安く手に入るのも嬉しいポイントです。

基本スペック

  • サイズ(ハンドル展開時):(約)幅29cm×奥行9.5cm×高さ6.5cm
  • サイズ(ハンドル収納時):(約)幅17.5cm×奥行9.5cm×高さ7.5cm
  • 重量:(約)150g
  • 材質:アルミニウム(ノンスティックコーティング) 他

メスティンの定番!トランギア「メスティン」とは何が違う?

トランギアのメスティンとFIELDOORのメスティン。どちらも同じメスティンですが、大きく違うポイントは何でしょう。

FIELDOORとトランギアが大きく異なるのは、主に加工面。

トランギアのメスティンは加工が全くされておらず、使う前のお手入れとしてバリ取りやシーズニングが必要です。

しかし、FIELDOORはバリ取りやシーズニングの必要がなく、買ったらすぐに使えます。

筆者撮影 最初からサラサラな縁

前でも解説した通り、FIELDOORのメスティンは、表面にNS加工が施されています。

トランギアのメスティンは表面に何の加工もされていないため、特に焼き物がしづらいです。ダイソーのメスティンも同様ですね。

筆者撮影 ダイソーメスティンでくっつきまくる豚肉を頑張って炒める様子です。焦げ付きがもっと酷いのもありましたが、絵面がひどすぎたので掲載断念(笑)

特に、炊飯時に思いっきり焦がしてしまうと、焦げ落としの手間がとてつもないことになってしまいます。

そんな調理・洗浄時のストレスをなくしてくれるのがNS加工なんです。

ただし、NS加工も「絶対最強!」ではありません。NS加工はNS加工で、また別のストレスが……こちらは後ほど詳しく解説しますね。

ちなみに、サイズ・重量はトランギアもFIELDOORもほとんど一緒。どちらも大体1.8合までご飯が炊けます。

  • トランギア:17×9.5×6.2cm/150g
  • FIELDOOR:16.5×9.5×6.5/150g

FIELDOOR「メスティン アルミクッカー コーティングタイプ」のレビュー

次はいくつかのポイントに絞って、FIELDOORのメスティンの特徴を見ていきましょう!実際にどんな場面で役に立つのかもご紹介しますね。

NS加工で炊飯はもちろん特に炒め物がやりやすくなる!

筆者撮影 もちろん炊飯はノンストレス!

NS加工で嬉しい場面は色々とあります。炊飯時に焦げ付きにくい…というのもあるのですが、私が特に嬉しいのは、焦げ付きやくっつきがないからこそ、何も考えずに炒め物・焼き物ができること。

筆者撮影 焼き物系も難なくやってのける!

何も気にせず炒め物・焼き物ができることで、メスティン1つでキャンプ飯をすべて賄うことが可能になります。

パスタ料理を作るために野菜やベーコンを炒めたり、ちょっとお肉が食べたいけど鉄板を持っていくのはちょっと重い…なんてときだったり。くっつかないという特徴によって本当にノンストレスに、メスティンだけですべての調理を済ませられるんです。

特にパスタ料理には、その鍋の形状も相まって相性抜群です。私はほとんどパスタ料理目的でメスティンを購入しました。

私のような荷物を減らしたい、でもいろんな調理をしたいソロキャンパーには、特に嬉しいポイントなのではないでしょうか。

NS加工で洗い物が楽に!キャンプ調理中や洗い場が遠いときにはサッと拭くだけでも

そして、焦げ付かないことに伴って、洗い物も楽になります。焦げ落としの必要がなく、スポンジで軽くサッと洗い流すだけで綺麗になります。

ただし、コーティングが傷付く可能性があるので、固いたわしなどでごしごしするのはNGです。

私はキャンプ中は洗い場に行くのが面倒なので、水とアルコールスプレーでサッと拭くだけで済ませることがよくあります。そんなときにもNS加工だと助かります。

筆者撮影 スプレーシュッてして軽くふきふきしたら完了。

実際、私のもう1つのソロクッカー、PRIMUS(プリムス)の「イージークックNS ソロセットM」はもう2年以上愛用していますが、NS加工(と面倒くさがり屋な性格)のおかげでキャンプ中にほとんど洗い場に行ったことがありません。(笑)

FIELDOORのメスティンも、プリムスのクッカーのように、洗い物のストレスを抱えることなくガンガン使っていきたいと考えています。

ちなみに、FIELDOORのメスティンに施されているNS加工は、メイン鍋だけではありません。なんと蓋にもNS加工がされています。

そのおかげで蓋をお皿にしても綺麗にしやすい!さらに道具を減らすことができそうですね。

バリ取りやシーズニングは不要!買ったらすぐに使えちゃう

トランギアとの比較でも触れましたが、FIELDOORのメスティンは購入後にバリ取りやシーズニングは特に必要ありません。

買ってすぐに使える気軽さも嬉しいポイントですね…!

カッコいい黒い見た目とロゴが良いアクセントに!

筆者撮影 

見た目もトランギアのメスティンとは大きく異なります。

全体的にブラックなカラーリングに、蓋にはFIELDOORのロゴが。

黒いギアってその場がシュッと締まるので、なんだかいい気分になります。

メスティンの醍醐味パッキング性能もばっちり!

筆者撮影 これからどんなスタッキングをしようか、考えるのもわくわくします。

もちろん、メスティンの醍醐味ともいえるパッキング・スタッキング性能も兼ね備えています。

中のコーティング加工を傷つけない工夫は必要ですが、その点以外はトランギアのメスティン同様、調理器具を入れたり、調味料を入れたりといったスタッキングが可能です。

そして、四角い形状ゆえにバッグの中でも綺麗に収めやすく、かなりスマートなパッキングを可能にしてくれますよ。

FIELDOOR「メスティン アルミクッカー コーティングタイプ」をおすすめする人

筆者撮影

では、FIELDOORのメスティンをおすすめする人はどのような人なのでしょうか。

メスティンで炊飯や調理をしたい!でもお手入れや焦げ付きが面倒な人

「メスティンが欲しい!」と思っても、お手入れや焦げ付きが面倒だと聞いて諦めていた人も多いのではないでしょうか。

そんな人にとって、FIELDOORのメスティンはピッタリです。

炊飯や蒸し物など、一般的なメスティンに出来る調理は出来ますし、お手入れも簡単。

キャンプ中にストレスなく調理・洗い物をするにはもってこいのアルミクッカーですよ。

リーズナブルにNS加工のメスティンを手に入れたい人

リーズナブルなのも、FIELDOORのメスティンの大きな特徴です。

他にもNS加工がされたメスティンは存在しますが、1つ5,000~6,000円以上することも。

そんな中、2,000円前後でNS加工メスティンが手に入るのは、かなりお買い得です。

「最近キャンプ道具を集め始めて出費が…」なんて人のメスティンデビューにもおすすめですよ!

黒い見た目で他とはちょっと違うぜ感を楽しみたい人

キャンプ道具といえばやっぱりなによりも見た目ですよね!!

ブラックな見た目かっこいいーーーー!と思う人には、ぜひFIELDOORのメスティンがおすすめです。

メスティンって本当に大人気で、多くのキャンパーがシルバーのトランギアメスティンっぽいものを持っています。

そんな中ちょっと違う黒いメスティンを使って、焦げ付かないスマートな調理をしたい方にはぴったりですよ。

FIELDOOR「メスティン アルミクッカー コーティングタイプ」をおすすめしない人

逆に、FIELDOORのメスティンをおすすめしない人ももちろんいます。主にNS加工面で、スタイルによってはFIELDOORのメスティンがあまり合わない人も。

加工のことなど何も気にせずガシガシ使いたい人

筆者撮影 ダイソーメスティンにNS加工はされてませんが、コンパクトさは優秀!上手く使えば唯一無二の活躍をしてくれるはず。

トランギアのメスティンは何の加工もされていないと触れましたが、それが逆にメリットになることもあります。

それは、多少雑にでもガシガシ使えるところです。

金属製の調理器具を気にせず使ってもいいし、スタッキングするときにメスティンに直接道具を収納出来ます。

それが、NS加工がされているFIELDOORのメスティンだと、ガシガシ使うのは難しくなります。

基本はティッシュや布で鍋を守りながらスタッキングするべきですし、金属ベラをガンガンに当てて使うことなんてできません。

極端な高温・空焚き・急な温度変化もNGです。(これらに関しては、もともと薄いアルミ製がメスティンの特徴なので、どんなメスティンでも良くありませんが)

「コーティングを気にしながらクッカーを使うのなんて面倒だ!」なんて人には、上記のことがストレスに感じられるので、NS加工してあるFIELDOORのメスティンはおすすめしません。

FIELDOOR「メスティン アルミクッカー コーティングタイプ」の評判・口コミ

FIELDOOR「メスティン アルミクッカー コーティングタイプ」レビューまとめ

筆者撮影

今回は、FIELDOORの「メスティン アルミクッカー コーティングタイプ」をご紹介しました。

FIELDOORのメスティンはNS加工が大きな特徴で、焦げ付きなどを気にせずに、とても幅広い調理ができます。

炊飯・焼き物・炒め物・蒸し物・煮込み料理などを1つのメスティンでこなせて、スタッキング性能も抜群。

洗い物も簡単で、キャンプでのストレスをかなり減らしてくれるのが、FIELDOORのメスティンでした。

「これからメスティンデビューをしようと思っている」「トランギアメスティンを持っているけど焦げ付きがちょっと…」「黒色かっこいい!!!」なんて人は、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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