持続化給付金不正受給の疑いで、新発田市の会社役員男性など3人を逮捕

新潟県警察本部

新潟北警察署、新潟警察署、新潟中央警察署、新潟西警察署、捜査第二課、組織犯罪対策第2課、機動捜査隊の合同捜査班は4日、新発田市月岡温温泉在住の会社役員の泉勝彦容疑者(53歳 男性)、新潟市西区青山新町在住で自称接客業の相澤ゆりな容疑者(25歳 女性)、新潟市中央区関屋大川前の会社員の桑原真弓容疑者(54歳 女性)を詐欺(持続化給付金不正受給)の疑いで逮捕した。泉容疑者は7回目の逮捕となる。

第1の事案については、逮捕された3人は共謀して中小企業庁管轄の持続化給付金を騙し取ることを企て、昨年5月21日に申請用ホームページへ接続。桑原容疑者が代表取締役となっている中小法人(飲食店営業)に関し、売上減少対象月の前年度売上に虚偽の金額を入力するなどして持続化給付金を申請した。

その後、同庁から委託を受けた一般社団法人サービスデザイン推進協議会の審査担当者に、この申請が正当な給付条件を満たすものと誤信させ、同年6月1日に、桑原容疑者名義の預金口座へ200万円の給付金を振り込ませて騙し取った。

第2の事案については、逮捕された3人は共謀して中小企業庁管轄の持続化給付金を騙し取ることを企て、昨年6月23日に申請用ホームページへ接続。桑原容疑者が個人事業主(無店舗小売業として申請したが、実体はなかった)であるかのように装い、売上減少対象月の前年度売上に虚偽の金額を入力するなどして持続化給付金を申請した。

その後、同庁から委託を受けたサービスデザイン推進協議会の審査担当者に、この申請が正当な給付条件を満たすものと誤信させ、同月30日に、桑原容疑者名義の預金口座へ100万円の給付金を振り込ませて騙し取った。

新潟県警察本部によると、動機や認否については、捜査上の関係で現段階では明らかにしていないという。

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