【京都】浴衣で出かけたい!石畳の美しいおすすめスポット5選

※新型コロナウイルス感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉・密集・密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

【1】清水寺の参道としてお馴染み「二寧坂(二年坂)」

@mikan322

清水寺参道である「二寧坂(二年坂)」
京都を訪れたことがある人なら一度は通ったことがあるのではないでしょうか。

「一念坂(一年坂)」「産寧坂(三年坂)」と併せて、京都で定番の観光スポットです。

石畳の道沿いには、八つ橋屋さんや七味屋さんなどの土産もの店、老舗料亭や甘味処などの飲食店が立ち並び、ショッピングや散策を楽しめます。

「二寧坂(二年坂)」は名前の通り坂道になっており、途中には石段もあるため雨天の散策時には足元に注意してくださいね。

昼間は混み合っていることが多いので、できるだけ人を映さず写真を撮りたい場合は、早朝やお店が閉まった後の夕方に訪れるのがおすすめです。

【スポット情報】
住所:京都府京都市東山区桝屋町清水2
アクセス:京都市バス「清水道」から徒歩10分

【2】夫の秀吉を弔うためにねねが通った道「ねねの道」

@kamogawabike

東山「円山公園」から「高台寺」へと抜ける道は「ねねの道」と呼ばれています。

「高台寺」は豊臣秀吉の正妻である北政所ねねが秀吉の菩提を弔うために建てられたお寺です。かつて、ねねが歩いた道といわれていることから、「ねねの道」と名付けられました。

付近には「高台寺」のほか、ねねが住んでいた「圓徳院」があります。

広い道幅いっぱいに御影石が敷き詰められており、京都らしい景観を楽しむことができますよ。

桜や紅葉など、四季折々の美しい自然に触れられるのも魅力です。

【スポット情報】
住所:京都府京都市東山区下河原町
アクセス:京都市営バス「東山安井」から徒歩5分

【3】祇園を流れる小川と柳の木が美しい「白川筋」

@yururifurari_koto

ドラマやCMの撮影などにも使われる人気スポットである「白川筋」
東山三条~祇園に続くエリアを流れる小川「白川」に沿って続く道です。

三条通より南側では、川の両側に石畳の道と柳が並び、風情ある景色を見ることができます。

「白川」にはいくつか小さな橋がかかっており、その橋を渡る様子などを撮影するのもおすすめです。

@okage_3

また、「巽橋」付近は祇園の花街の雰囲気をより濃く感じられる場所。着物や浴衣を着て散策すれば、舞妓さんや芸妓さん気分になれるかもしれませんね。

【スポット情報】
住所:京都府京都市東山区清本町372(巽橋)
アクセス:京阪「祇園四条駅」から徒歩5分

【4】機織りや染物の文化が残る西陣「浄福寺通」

@jxt914

西陣織者で有名な西陣エリア・上京区大黒町の「浄福寺通」の石畳。
「JR東海」の「そうだ 京都、行こう。」の広告にも採用されたことのある通りです。

石畳になっているのは、「浄福寺通」のうち「上立売通」と「寺之内通」の間。ここは西陣の中心ともいえる場所で、通り沿いには日本各地の織物を展示しているミュージアム「織成館」や、西陣織の工房が立ち並んでいます。

このエリアでは、町の景観を守るため、建物の屋根は黒系統にする、外壁は原色を避けてつやを消した材質にする、などの協定が定められているそうです。

平成に入ってから京都市が道路を石畳に改装し、電線も地中へと埋設され、さらにすっきりとした町並みとなりました。

付近には「岩上神社」「千本釈迦堂」「閻魔堂」といった寺社も多く、おすすめの観光スポットです。

【スポット情報】
住所:京都府京都市上京区浄福寺通上立売上る大黒町
アクセス:京都市営バス「今出川浄福寺」から徒歩5分

【5】三千家の本部が集まる茶道の聖地「小川通」

@masamiii123

京都市上京区の「小川通」は、「紫明通」から「錦小路通」までの南北に伸びる通りです。
通り沿いには茶道の「表千家」や「裏千家」の本部があり、インターネット上では「家元通」とも呼ばれています。

2016年、「表千家」と「裏千家」が道路の舗装を石畳風にするよう京都市へ要望を出したことにより、現在のような風景へと生まれ変わりました。

施工された「石畳風保水性アスファルト舗装」は、打ち水などの水分を舗装内に蓄え、晴天時に蒸発して路面温度の上昇を抑える役割もあるのだとか。

両家の茶席に訪れる着物姿の人を見かけることも多い通りで、国内や国外の旅行者から密かに注目され始めています。

賑やかな観光地巡りに疲れた時には、「小川通」でしっとりと茶の湯の風情を感じてみてはいかがでしょうか。

【スポット情報】
住所:京都府京都市上京区本法寺前町
アクセス:京都市営バス「堀川寺之内」から徒歩2分

石畳スポットで写真撮影時の注意点

京都には今回紹介したスポット以外にも、石畳が見られるスポットがまだまだたくさんあります。

しかし、中には撮影マナーの悪さによって、通り全体が一切撮影禁止になってしまった場所も……。

石畳の風景を撮影する際には以下のような点に注意して撮影するようにしましょう。

●民家の前や私道での撮影は控える

●車道になっている石畳では車に注意

●通行人の妨げにならないように撮影は短時間で

石畳の通りは写真を撮るためだけのスポットではありません。あくまでも「人が通る道」であることを念頭において、撮影をするようにしてくださいね。

マナーを守って石畳散策を楽しもう!

今回は石畳の美しい京都のスポットを、有名どころからあまり知られていない場所まで5カ所ご紹介しました。

浴衣を着て、草履や下駄で石畳を歩けば、目と耳両方で石畳を楽しむことができそうですね。

マナーに気をつけて、石畳の景色で思い出の1枚を撮りに行ってみてはいかがでしょうか。

※新型コロナウイルス感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉・密集・密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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