IOCアスリート委員当選の太田雄貴氏「五輪を通じ社会課題解決に取り組んでいきたい」

太田雄貴氏

国際フェンシング連盟副会長で五輪2大会連続銀メダルの太田雄貴氏(35)が4日、立候補していた国際オリンピック委員会(IOC)アスリート委員に当選し、日本オリンピック委員会(JOC)を通じてコメントを発表した。

太田氏は「30名の立候補者の中から選出された4名のアスリート委員の1名となったことは、世界中のアスリートの皆さんからの期待と受け止め、他のIOCアスリート委員の皆さんとともにこれから全力で活動していきます。スポーツの価値を維持し、五輪を通じて、気候変動などの環境問題、ジェンダー平等の実現などの社会課題解決に、積極的に取り組んでいきたいと考えています」と意気込んだ。任期は2028年ロサンゼルス五輪までとなっている。

またこの日、JOCの山下泰裕会長(64)もコメントを発表。「太田氏がIOCアスリート委員に当選されたことは、日本のスポーツ界にとって大きな喜びであります。アスリートの代表として、太田氏らしい柔軟な発想、行動力で、オリンピック・ムーブメントの推進に取り組んでいただければと思います」と期待した。

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