上越市内で詐欺未遂事件 上越署捜査

 上越署は2日、上越市内で詐欺未遂事件が発生したとして捜査を進めている。

 同署によると、同日午後4時ごろ、同市木田の70代男性宅に同署の警察官を名乗る男から「市内でキャッシュカードを利用した詐欺被害が発生している。カードが不正利用されないように封筒に入れて保管しておいてください」などと電話があった。

 同6時ごろ、警察官になりすました男が男性宅を訪れ暗証番号を聞き出そうとしたが、不審に思った男性が同署に確認しようとすると、男は立ち去った。男性が同署に通報したため発覚した。

 県内では高齢者に警察官や金融機関職員などをかたり、キャッシュカードをだまし取るなどの詐欺事件が相次いでいる。

 同署は「警察官や金融機関職員が自宅を訪問してカードを受け取ったり、暗証番号を聞いたりすることは絶対にない」とし、すぐに110番通報するよう呼び掛けている。

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