コロナ禍の盆休み 帰省の代わりに・・・広島

新型コロナウイルスの影響で今年の盆休みも帰省できない人が増えそうです。

そんななか、いま徐々に広がりつつある夏の贈り物事情とは?

澤和輝記者「県内の特産品などを取り扱うこちらのアンテナショップでは、きょうから帰省暮フェアが始まっています」

店内に並ぶのは広島県内の土産物や特産品など約120点。

「帰省暮」とはお歳暮と帰省を組み合わせて作られた言葉で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い移動の自粛が求められるなか、遠方に暮らす家族などに送るギフトのことです。

ひろしま夢ぷらざ 浅井洋樹統括マネージャー「広島のお土産を帰省の代わりに送り届けたいだとか、友人、知人に広島のものを送りたいという方にぜひこの機会にご利用いただければと思います」

広島県は新型コロナの感染拡大を早期に食い止めるため7月31日から集中対策を実施。

夏休みや盆休みに感染拡大地域へ行かないことなどを要請しています。

「いつもだったらおじいちゃん、おばあちゃんちに行ったりするけど、祖父母も高齢なので会いに行ったりする予定も今のところないです」

「今年はコロナなので特に何も決まっていなくて、お墓参りに行くくらいです」

「毎年いとこのいる山口に行くけど、田舎なのでコロナうつしてもいけないので、行かないです」

街で話をきいたところ帰省を諦めた人も多いようです。

そんな中、広島市中区の広島三越でも…。

1階の広場で始まったのは毎年、盆休みの前に開催され今年で4回目となる広島いいもの夏土産です。

「いろんなものがあるのでそれぞれのニーズにマッチングして選べるのですごくいいと思います」

去年までは宮島や竹原などの県産品がメインで並んでいましたが、今年は生産量が日本一だという福山市のデニムを加工した雑貨なども加わっています。

他にも…

都築亮輔記者「店内には工芸品などずらっと並んでいますが、今年は新たに食に力を入れているということです」

冷凍で販売されていたのは庄原市のブランド牛・比婆牛に竹原市で獲れた蛸や鯛などの海産物です。

広島三越プロモーション担当 田中幸代さん「去年と今年に関してはなかなか帰省ができないご家族やお友達なんかにも、ぜひおいしいものいいものを贈っていただいてもいいのかなと」

コロナ禍で迎える2度目の夏。

帰省シーズンにもその影響はまだ色濃く表れています。

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