スパークス、未来創生3号ファンド組成 トヨタ・三井住友銀行が出資

スパークス・グループ株式会社(以下、スパークス)は、未来創生3号ファンドを設立する。トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)が、8月2日付のプレスリリースで明かしている。トヨタ並びに株式会社三井住友銀行(以下、三井住友銀行)の2社は、2号ファンドに続き、同ファンドへ当初の出資者として参画する。

未来創生1号ファンドは、2015年11月に「知能化技術」、「ロボティクス」、「水素社会実現に資する技術」の3分野を投資対象領域として組成された。2号ファンドでは、「電動化」「新素材」を加えた5分野を投資対象領域として2018年10月に組成されている。3号ファンドでは、新たに「カーボンニュートラル」を加えた6分野で世界の未公開ベンチャー企業を投資対象とする。

スパークス「未来創生2号ファンド」にトヨタが出資 目標額は500億円

トヨタ自動車株式会社は、スパークス・グループ株式会社が設立した「未来創生2号ファンド」に、株式会社三井住友銀行と共に、1号ファンドに続き、当初の出資者として参画することを発表した。2015年11月に組成した1号ファンドの投資対象領域である「知能化技術」、「ロボティクス」、「水素社会実現に資す...

未来創生3号ファンドの運営者は、スパークスの子会社であるスパークス・アセット・マネジメント株式会社だ。トヨタ、三井住友銀行を加えた3社による総額約150億円の出資により、2021年10月より運用を開始する。2022年3月を目途に、新ファンドの趣旨に賛同する投資家から追加出資を募り、最終的には総額1000億円規模のファンドを目指す。

3号ファンドでは、未来社会に向けた成長を牽引しうる技術を有する企業や事業を対象に、イノベーションの加速に貢献することを基本理念としている。さらに、発掘した企業群でポートフォリオを組む事により、未来を拓く「新たな力」を見える化し、世界に発信する。また、カーボンニュートラルの実現により、持続可能な未来に貢献する。

(出典:トヨタ Webサイトより)

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