【レスリング】金メダル川井友香子が歓喜のマット一周「ずっとずっとこれがしたかった」

日の丸を広げてマットを一周した川井友香子

東京五輪・レスリング女子62キロ級決勝で、初出場の川井友香子(23=ジャパンビバレッジ)がティニベコワ(キルギス)を4―3で下し、2016年リオデジャネイロ五輪63キロ級覇者の姉・梨紗子(26=ジャパンビバレッジ)に続く、五輪金メダルを獲得した。

19年世界選手権覇者の難敵を下し、五輪の舞台で念願の世界一に輝いた。国旗を広げ、マットを一周。「ずっとずっとこれがしたかった。いつも2位とか3位とか、ちょっとのところで負けてきた。夢みたいです。憧れの舞台で理想の金メダルが取れてうれしいです」と満面の笑みを浮かべた。

新型コロナウイルス感染拡大で大会が延期になるなか、この1年で周囲も驚くほどの強さを身に着け、決勝の舞台で力を発揮した。5日に57キロ級決勝を迎える姉は、祈るように観客席から見守った。互いに切磋琢磨し、姉妹金メダルを目指してきた川井姉妹。夢実現まで、あと一歩だ。

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