侍ジャパン、韓国撃破で銀メダル以上が確定! 山田の走者一掃打&伊藤の好救援で決勝進出

日本代表が韓国代表を5-2で下し決勝進出を決めた【写真:AP】

同点で迎えた8回2死満塁で山田が左翼フェンス直撃の走者一掃の適時二塁打

■日本 5ー2 韓国(4日・準決勝・横浜)

東京五輪で悲願の金メダルを狙う野球日本代表「侍ジャパン」は4日、横浜スタジアムで韓国代表と準決勝を戦い、5-2で勝利して決勝進出を決めた。同点で迎えた8回2死満塁で山田哲人内野手(ヤクルト)が走者一掃の適時二塁打を放ち、これが決勝打に。宿敵・韓国を撃破し、1996年のアトランタ五輪以来、25年ぶりの銀メダル以上が確定した。

侍ジャパンは3回に坂本勇人内野手(巨人)の犠飛で先制に成功。5回には吉田正尚(オリックス)の中前適時打で2点目を奪った。先発の山本由伸投手(オリックス)は5回まで7個の三振を奪って無失点に封じていたが、6回に3連打を浴びて1点を失うと、1死一、三塁で山本の後を受けた岩崎優投手(阪神)がキム・ヒョンスに中前適時打を許して同点に追いつかれた。

7回、8回は伊藤大海投手(日本ハム)が無失点に封じる好リリーフ。8回には2死二塁のピンチを背負ったものの、代打のチョ・ジュファンを二ゴロに打ち取って窮地を脱した。すると、その裏、柳田悠岐外野手(ソフトバンク)が左前打を放つと、村上宗隆内野手(ヤクルト)への申告敬遠、甲斐拓也捕手(ソフトバンク)の四球で満塁に。このチャンスで山田が初球を弾き返し、左翼フェンス直撃の走者一掃適時二塁打。3点のリードを奪った。

9回のマウンドには守護神の栗林良吏投手(広島)が上がり、韓国打線に反撃を許さず試合を締めくくった。激戦の日韓戦を制した侍ジャパンは7日の決勝へ進むことが決定。2004年のアテネ五輪以来、17年ぶりのメダルが確定。グループリーグから4連勝で、悲願の金メダルへあと1勝とした。

【写真】カメラ席に飛び込みながらもファウルボールをキャッチした甲斐

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(Full-Count編集部)

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