東京五輪・野球日本代表の侍ジャパンが4日、準決勝の韓国戦(横浜)に大激戦の末に5―2で劇的勝利。銀メダル以上が確定し、悲願の金メダルに王手をかけた。
3回、韓国先発のサイド右腕・高永表から2番・坂本(巨人)が4戦連続打点となる先制犠飛。さらに5回には吉田正(オリックス)の中前適時打で追加点を奪った。
しかし、6回に先発の山本(オリックス)がつかまった。今大会12位イング目で初失点。さらにイニング途中でリリーフした2番手・岩崎(阪神)が金賢洙に適時打を浴びて同点に追いつかれた。
そんな中で伊藤(日本ハム)が7回から2イニングを無失点に抑える好救援を見せると、8回にドラマが待っていた。
二死満塁から試合を決める一打を放ったのが山田(ヤクルト)だ。初球の直球を完璧に振り抜くと左翼フェンス直撃の走者一掃適時二塁打。あとわずかでスタンドインとなる豪快な当たりだった。
前日3日は稲葉監督の49歳の誕生日だった。チーム一丸でバースデー白星をつかみ取り、金メダルまであと1勝とした。