【侍ジャパン】珍走塁&エラーの近藤が韓国戦勝利に安堵「本当に勝ててよかった」

韓国を撃破し喜ぶ侍ナイン。近藤(中央)は安堵の笑み

東京五輪・野球日本代表の近藤健介外野手(27=日本ハム)がホッとした表情を見せた。

準決勝の韓国戦(横浜)に7番・左翼で先発した近藤は、2―0で迎えた6回に先頭の朴海旻の左前安打をファンブル(記録は安打と失策)。今大会チーム初失策で打者走者を二塁に進めると、その後に2本のタイムリー許し、同点に追いつかれた。

さらに、8回一死一塁の場面では、併殺崩れの際に大きくフェアグラウンド側を駆け抜け、韓国側は近藤にタッチ。結果的にセーフの判定となったが、一歩間違えればアウトになっていた。

その後、8回二死満塁で山田(ヤクルト)が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、5―2で勝利を収めたものの、一歩間違えれば戦犯になっていた。

とはいえ、この日の白星で銀メダル以上は確定。近藤は「やっぱエラーが点につながっているので、そこは本当に勝ててよかったかなと思う」と振り返った上で「チームもいい流れになってきたと思うので、その流れに乗っていけたら。ここまで来たらみんなで力を合わせてやっていくだけなので、頑張りたい」と前を向いた。

チームに助けられた近藤。決勝では攻守で金メダルへ導く覚悟だ。

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