<レスリング>【出場選手の声】川井友香子…2021年東京オリンピック・第4日

 

(2021年8月4日、千葉・幕張メッセ)

 ■女子62kg級・川井友香子(サントリーグループ・ジャパンビバレッジ=2019年世界チャンピオンを破って優勝)「(決勝戦の終了直後)言葉にできないくらい、うれしいです。これまでの中で最高の1日になったな、という思いです。明日、梨紗子の決勝が残っています。今までたくさん支えてくれた分、しっかりサポートして、金メダルを取れるようにしたいです。

 (表彰式後、メダルを手にして)ずっと世界の金メダルが、本当にほしかった。東京でのオリンピックで、このメダルが取れて本当にうれしいです。5年前のリオデジャネイロ・オリンピックのとき、梨紗子が1位になって、『あんないい景色はないから、友香子にも見てほしい』と言われ、どんな景色なんだろう、と思ってやってきました。やっと、見ることができ、本当にいい景色でした。

 (決勝の約2時間前に見た姉の試合について)点差の開かない試合でしたけど、どんなに苦しい試合でも勝てばいいんだ、という気持ちになりました。試合中、姉の声は聞こえていました。試合をするのは私なので、姉がいてもいなくても変わらないのだと思いますけど、今まで2人でやってきたので、姉の姿を見ると、ここは絶対に勝ちたい、という気持ちが強くなります。東京オリンピックで2人で金メダル、と言い続けてきました。まず私が勝って、いい流れで明日につなげられたと思います。

 (決勝は負け越している相手だが)この1年で私自身が変わることができたと思いますし、周りからも成長していると言われています。今までの自分ではない、成長した自分にとって初めて闘う、という気持ちでした」

 

 

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